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【足利再審 テープ再生(4)】「手を引いて…首を絞めて…」“自白”に追い込まれる菅家さん (2/4ページ)
《検事の取り調べが厳しくなるにつれ、菅家さんの声は小さくなる。菅家さんの答えが聞き取れないことが多くなった》
森川検事「声をかけて、それで?それで、誰かに見られてるって意識はない」
菅家さん「意識はなかったと思いますよ」
森川検事「見られているのでごまかした覚えはない」
菅家さん「ないと思いますよ」
森川検事「あっさり否定するけどね…。有美ちゃんが誰かと遊んでたって話しがあるんだよ」
菅家さん「あんまり分かんなかったです」
森川検事「有美ちゃん事件のなかで、君が一番よく覚えているのはどこなんだ。事件全体の中でね」
菅家さん「パチンコ屋の駐車場ですか。自分が声をかけて(以下聞き取れず)」
森川検事「それ以外は」
菅家さん「スーパーの横ですか。そこに入ったっていいますか」
森川検事「それから?よく覚えているところは」
菅家さん「手を引いて、畑、田んぼですか」
森川検事「うん」
菅家さん「歩いた」
森川検事「それは覚えている?そのほかにはよく覚えているところは」
菅家さん「手を引いて…そして首ですか…絞めて…」
森川検事「それよく覚えてるの?全体のなかで一番の場面?どういう場面を覚えている」
菅家さん「パチンコ屋さんから(自転車に)乗せる前ですけど、姿見て、スーパーの横に入ったところ。それくらいですけど」
森川検事「(有美ちゃんに)声をかけた状況や、自転車にどうやって乗せたのか覚えてる?」
菅家さん「それもよくはっきりしないんです。自分でハンドル持って後ろに乗せたんですけど」
森川検事「ふーん」
森川検事「あのー、穴掘った(聞き取れず)」
菅家「シャベル(以下聞き取れず)」
森川検事「その記憶ははっきりしてるの?大きいスコップじゃない?」
菅家「はい、大きくないです」
森川検事「使い方が違うからね。立って掘った記憶?しゃがんで掘った記憶?」
菅家「しゃがんで掘った記憶」
森川検事「ああ、そう」