小林繁さんの葬儀に参列した真弓監督（代表撮影）

　日本ハムの投手コーチで１７日に急逝した小林繁さん（享年５７）の告別式が２０日、福井市内の千福寺りんどうホールで営まれ、阪神・真弓明信監督（５６）ら約５００人が参列した。阪神時代の同僚で、２００１年には近鉄のコーチ仲間としてリーグ優勝も経験した真弓監督は、闘志むき出しで巨人と戦った猛虎魂の継承を約束。近鉄時代の教え子、大塚晶則投手（３８）が弔辞を読み上げ、日本ハム・稲葉篤紀外野手（３７）らも駆けつけるなど、故人との別れを惜しんだ。

　▼阪神・真弓監督　とにかく突然で…。こうやってお別れに来たけど、まだ信じがたい、納得がいかない。巨人に対する気持ちを継承していきます。巨人戦になると小林さんは２日前から意識していた。当時はショートを守っていて、後ろから見ていても気迫が伝わってきた。巨人戦で一番気持ちが出ていた投手。向かっていく姿がいまも胸に焼き付いている。

[ 2010年1月21日付 ]