夫のアルコール依存症(3)専門病棟入院、家族が支えに
離婚後、西原さんは突然涙が止まらなくなったり、
それでも愛する人を嫌いにはなりきれず、離婚後も連絡は取り合っていた。大事な家族を失って初めて、自分の問題に気づいた元夫の
その後も酒を飲んで何度か倒れ、とうとうアルコール依存症の専門病棟に入院した。
入院中、支えになったのは家族の見舞いだった。病棟の仲間のことを、取材報告のように生き生きと語る姿に、西原さんは、出会ったころの夫が戻ってきたと感じた。
「治っていくのを見て初めて、彼は病気だったんだってわかりました。性格や意志の弱さのせいじゃない。病気がひどいことをさせていたと気づいたんです」
家族の優しい時間が戻ってきた。そんな時、1年前に手術した鴨志田さんのがんの再発が判明した。
(2010年1月21日 読売新聞)
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