書いてココロを強くする!

2010年1月20日

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メンタフ日誌

メンタフダイアリーを書いてみよう!

静かに内省することで、悩みをスッキリ整理する

 心にモヤモヤやイライラを抱えているとき、あなたはどうする? 買い物や旅行もいいけれど、「書く」ことでココロを落ち着かせることもできる。その方法としてオススメなのが、「メンタフダイアリー」だ。

 提唱者の産業カウンセラー渡部卓さんは「紙とペンを前にして静かに内省することで、自分自身の混乱していた部分がすっきりとしてくる。考え方のクセである『認知』の歪みを直すことがしやすいんです」と話す。

 他人が介在しないことが、メンタフダイアリーのポイントの一つ。「人に話を聞いてもらってスッキリすることもあるけれど、相性が合わないと逆効果になることも。その点『メンタフ』は危険性の少ない方法なのです」

 その他にも、将来の自分に宛てて「こんなことをやりたい」「ここを何とかしたい」という希望を書いたメールを送ってみたり、ささいなことなら、携帯メールで信用できる人に吐き出してもOK。その他、元気が出てきて、他人の意見を素直に聞ける状態ならブログやSNSを活用してもいい。

 「他人に悩みを打ち明ける場合は、よっぽど信頼できる人を選ぶことが大事。もしどうしても調子が良くならないようなら、専門の医師を受診しましょう」


この人に聞きました
渡部 卓 さん
渡部 卓 さん
産業カウンセラー
ライフバランスマネジメント代表。早稲田大学講師。メンタルヘルス悪化に悩む企業向けに、予防・診断ツール開発やコンサルティングなどを行う。著書に『心がラクになる メンタフダイアリー』(日本実業出版社)など

取材・文/瀬戸久美子、岸本洋美、常陸佐矢佳、神谷真規子、樋口晶子

日経ウーマン 2008年1月号
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります


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