ジュニアアイドルが衝撃実態激白、アレがバレた瞬間…

2010.01.21

 水着姿の少女の写真やDVDを販売する行為について東京都は先ごろ、保護者に自制を指導できる条例の検討を開始した。少女らは「アイドルになれる」といった大人たちの甘言を信じて肌をさらすケースが大半。だが、かつて同じような“ジュニアアイドル”だった少女は、「そんなDVDに出ても、アイドルになれることは絶対にない。親はいますぐやめさせてほしい」と悲痛な表情で訴えている。

 「ジュニアアイドルの女の子たちはみんなアイドルやタレント、とくにグラビアアイドルにあこがれて水着になります。撮影する大人たちは、すぐに有名グラビアアイドルになれるような甘い言葉を並べて彼女たちを説得します。でも実際には、この世界で有名になればなるほど、メジャーデビューの可能性はなくなります」

 昨年2月、児童ポルノ禁止法違反の疑いで芸能プロ社長が逮捕された際、同社制作のDVDなどにジュニアアイドルとして出演していた女性は、こう打ち明ける。

 DVDの中で彼女は、ビーチやベッド上に水着姿で横たわり、足を広げたり男を誘うような上目遣いの視線を投げかけてきた。こうしたポーズはすべてスタッフの指示。グラビアアイドルへの登竜門と信じて出演を続けていたという。

 「でも、DVDがどんなに売れても、グラビアアイドルにはなれませんでした。オーディションを受けても、面接でジュニアアイドルの経歴がばれた瞬間に落とされる。(過激な水着や下着姿の)着エロの女の子たちと同じ扱いを受けたこともあります。ジュニアアイドルは、絶対にアイドルにはなれません」

 ロリコン男たちを相手に、幼い少女を食い物にする“ジュニアアイドル業界”では、DVDのほかに課金制のインターネットサイトでも動画を流している。1カ月3000円程度で少女たちの水着姿が見放題、というサイトがネット上に乱立しているのだ。中には「おとうとクラブ」などと称した男児専門のサイトまで登場する始末だ。

 もはや、親の側から規制をかけることもやむを得ない状況だが、対象が水着だけという点に疑問を呈する声もある。

 『解説 児童買春・児童ポルノ処罰法』(日本評論社)の著者で弁護士の園田寿・甲南大法科大学院教授は「水着だけを規制しても、今度はものすごく短いミニスカートや、すけすけのシャツを着させるなど、法に抵触しない範囲でイタチごっこになるのは目に見えている。(ジュニアアイドルの水着姿の)何が問題なのか、その点をはっきりと親に認識させる必要がある」と話している。