2010年01月21日

読売をだました「最後のパレード」事件首謀者の知的レベル

これが読売新聞の取り巻きの正体です。じっくり読んでみてください。

村山市市議、矢野穂積・朝木直子両市議に対する辞職勧告を求める請願

請願の主旨


 東村山市議である矢野穂積・朝木直子両名は、自ら運営する「東村山市民新聞」ウェブサイトにおいて、一般市民への脅迫的・名誉毀損的発言ならびに誹謗中傷を繰り返し、市政に関する開かれた議論を妨げている。両名が公人たる市議としての適格性を欠いていることはもはや明らかであり、東村山市議会が、両名に対して自発的辞職を求める勧告決議を行なうよう、請願する。

請願理由


「東村山市民新聞」は、矢野穂積市議が発行人を、朝木直子市議が編集長を務める刊行物であり、同名のウェブサイトも運営されている。その内容からしても、これが市議としての政治活動の一環として発行・運営されていることは明らかである。
 矢野・朝木両市議は、当該ウェブサイトにおいて、東村山市の市民であるか否かを問わず、一般市民に対し、次のような脅迫的・名誉毀損的発言ならびに誹謗中傷を繰り返している。



(1)矢野・朝木両市議による薄井政美市議への誹謗中傷・辞職勧告請求について、東村山市内外の5団体・254人(7月8日現在)が賛同する形で抗議文が公表された(矢野・朝木両市議へも送付されたが、「受取人不在」により不送達)。
 両市議は、これらの賛同者の一覧から東村山市内在住と思われる者の名前だけを抜き出し、抗議文の趣旨をねじまげて「性風俗=売春」肯定論者などと決めつけたあげく、「東村山市民新聞」サイト上にさらし者のような形で掲載するとともに、「性風俗=売春」肯定論者と思われたくなければ賛同署名を撤回するよう要求している。このなかには実名の者も含まれており、明らかな名誉毀損であるとともに、市議という立場を悪用した、市民に対する恫喝と受け取れる。




(2)両市議はまた、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)等の規定をまったく無視して「性風俗はすべて違法」と決めつけ、「違法な職業は存在を許されておらず、差別されても当然」「差別されるのがいやならやめればいいだけ」などと、性風俗に従事する人々への差別的発言も繰り返している。さらには、性風俗で働くのは「職業」であると主張すること、あるいはこれを「職業」として認めるよう要求すること自体が「違法な主張」だと主張している。これは明らかな「職業差別」であるとともに、「言論の自由」さえ否定しようとする非民主主義的行為である。




(3)両市議は、ネット上で矢野・朝木両市議を批判した一般市民に対し、目的を明らかにしないまま「1週間以内にお前の住所と実名を教えろ」などと要求している。さらに、脅迫にはとうてい当たらない記事・コメントを「脅迫記事・投稿」と決めつけ、「警告」等の表現を用いて削除・謝罪を請求している。
 請求に応じなければどうするのか明らかにしないままかかる「警告」等を行なうこと自体、脅迫に相当する可能性がある。市議という公職にありながら、自分に対する批判的意見を脅迫・恫喝と見なして手段を選ばず潰して回ろうとすることは、「言論の自由」を否定する非民主主義的行為である。




(4)両市議は、「東村山市民新聞」サイト上に「薄井・佐藤支持『ネット政治集団』リスト」なるものを掲載している。これは、一般市民によるネット上での発言を、出典さえ示さず、文脈もまったく無視する形で抜き出して、ハンドルネーム(ネット上のペンネームのようなもの)とともに列挙するとともに、明確な根拠も示さないまま、「脅迫投稿」「名誉毀損」「人権感覚麻痺者」「呆れた発想の持ち主」「批判拒否体質者」「違法行為を奨励」などと罵倒するものである。
 そのなかには、矢野・朝木両市議を明らかに批判したコメントのみならず、両市議の名に触れただけのコメント、単に本件についての感想を述べたにすぎないコメント、さらには本件とは無関係なコメントまで含まれている。当該リストの前文には「殺害予告投稿をした者を、徹底的に追及します」との文言もあり、あたかもこれらの市民が「殺害予告」なる犯罪に関与しているかのような印象を与える悪質な誘導である。
 当該リスト以外のページでも、矢野・朝木両市議を批判した一般市民を「売春肯定論者」「セクハラ支持ネットオタク」などと罵倒する行為は行なわれている。また、ハンドルネームによる批判を一括して「怪文書配布類似行為」と決めつけ、ネット上での議論を封殺しようとしている。
 これらも、自分に対して批判的な人間に対し、裏づけも根拠もなく犯罪者呼ばわりして威嚇するという、「言論・表現の自由」を否定する弾圧行為と呼べる。




(5)両市議は、前記(4)のリストにおいて、ある市民のハンドルネームを別の市民のハンドルネームと取り違えて「逮捕された痴漢の被害者の写真をネット公開」とする誤報を犯しておきながら、訂正請求を受けても誠意ある対応を見せなかった。ようやく訂正はなされたものの、誤報に対する謝罪の意はまったく表明されていない。




 上記行為の被害を受けた市民のなかにはハンドルネームの使用者、すなわち実名ではない者も多いが、だからといってこのような行為が容認されるわけではない。特定のハンドルネームを用いて一定期間ネット上での発言を繰り返していれば、そこにはいわばネット上の人格の成立を認めることができるのであって、このようなハンドルネームの持ち主に対して上記のような行為を行なうことは、当該人格に対する不当な攻撃である。



 かかる攻撃によって、当該ハンドルネームの使用者は大きな精神
的打撃をこうむる場合がある。現に、被害者のなかには恐怖感を感じ、呼吸困難等の身体的症状さえ出た者もいる。被害者のなかには妊婦も存在し、このような精神的打撃を受ければ母体のみならず胎児にも悪影響が及びかねないが、そのことが判明してもなお矢野・朝木両市議は攻撃の手をゆるめず、それどころか「まるで被害者のような口ぶり」などと攻撃をエスカレートさせる始末である。本請願を行なうにあたっても、何をされるかわからないという恐怖心から、請 願人に名を連ねることのできない被害者も少なくない。
 このような攻撃が続けば、被害者としては愛着のあるハンドルネームを放棄しなければならない事態も生じうる。これはネット上の人間関係を破壊することにほかならない。




 さらに、このような行為は市民による自由な発言を萎縮させ、市政に関する開かれた議論を妨げるものである。きつい言葉による批判や不適切・不穏当な表現がネット上で散見されるのは確かであるが、公人である以上、基本的にかかる批判は甘受すべき立場にある。これらの批判に対して反論し、または不快感を表明するにしても、それは市政に関する開かれた議論を妨げないような形で行なうべきである。事実無根の攻撃、社会通念上明らかに限度を超えた誹謗中傷等についてはこの限りではないが、その場合はしかるべき手続にのっとって対応すればよいだけの話である。




 矢野・朝木両市議による上記のような行動については、ネット上でも、マスコミ等でも数々の批判が行なわれてきたが、一向に改まる気配はない。もはや矢野・朝木両名が市議としての適格性を欠いていることは明らかであり、一般市民に対するこれ以上の被害を防止するためにも、市政に関する開かれた議論を確保・促進するためにも、貴議会が請願主旨通りの対応をとっていただくよう請願するものである。




平成19年8月21日



請願人 ○○○○


紹介議員

 佐藤 真和

 薄井 政美





 中村による論点整理


 
ウェブサイトでの主張・発言に問題がある → 議員としての適格性に欠ける → 自主的に辞めろ 



論拠


被害が出ている



市政に影響する
 
基本設定

ハンドルネームは人格


ネット上の人間関係



 結論


学校裏サイト  



なんとかしようよ!佐藤まさたか市議 この請願内容に署名 



請願を提出することは憲法や地方自治法により認められている市民の権利であり、提出され受理された請願を誠実に審査するのは議員の義務です。 




ですから、私は草の根会派の議員に辞職を求めた請願者の請願内容に意見するつもりはありません。何をもって「辞職すべきである」という結論を導き出すのかも自由であり、その点においても、請願者に「物申す」つもりはありません。 




しかし、です。この請願内容に同意し紹介議員になった佐藤、薄井両市議の見識や権力者としての判断基準に対しては、厳しい見方で批判していきたいと思います。 




この「草の根会派の議員へ辞職を勧告する請願」(以下当該請願)を要約するとこうなります。 




ウェブサイトでの主張・発言に問題がある → 議員としての適格性に欠ける → 自主的に辞めろ 




発言の問題点は「ウェブサイトでの発言者への誹謗中傷、罵倒、威嚇行為等」および「ウェブサイト上での『人格』攻撃」であり、「ウェブサイト上の一般市民が被害を受けている」としています。 




この問題により市民は萎縮し、市政に悪影響を与える。であるから議会は、ウェブサイト上で発言を続けている両議員を議員不適格と判断し、辞職勧告すべきである。ということが当該請願の論旨です。 




私が佐藤、薄井両議員に申し上げたいことは一つです。民間企業でこのような「要望書」や「議案」にサインしたら、間違いなく降格人事の対象です。民間企業や東村山市以外の自治体では議論になる前に、「再提出」を命じられるのは間違いありません。 




紹介議員は請願の内容を委員会で説明する責務があります。佐藤、薄井両議員ははたして説明できるのでしょうか。甚だ疑問です。 



 疑問その1

「特定のハンドルネームを用いて一定期間ネット上での発言を繰り返していれば、そこにはいわばネット上の人格の成立を認めることができる」としていますが、「人格」とはそんなに軽いものなのかという点です。「人格者」「人格主義」の人格は「高い品格」という意味で受け取られるのが普通です。 




「ネット上の人格の成立」このことに両議員は同意して署名したのでしょうが、私には全く理解できません。なぜならば、私はネット上のハンドルネームは「人格」ではなく、キャラクターであると判断しているからです。つまり、登場人物、作中人物としてのキャラクターです。 




その理由です。ハンドルネームを複数持つことは許されることであり、それぞれの性格(キャラクター)は違っても構いません。環境問題を語り合う掲示板に参加する自分、ストレス発散を目的としたプロ野球掲示板に投稿する自分。そのキャラクターはそれぞれでよいのです。そのキャラクターになりきることもインターネットの楽しみ方の一つなのですから。 




以上の理由からネット上のハンドルネーム、つまり「現実味のない人物」を攻撃しても、それは誹謗中傷には当たらない、それが日本社会の常識である、私はそう考えます。 




疑問2


「被害者のなかには恐怖感を感じ、呼吸困難等の身体的症状さえ出た者もいる」 



佐藤、薄井両議員は診断書や被害届けを確認したのでしょうか。経験上申し上げますが、警察は被害者の「処罰意思」を確認しないと動きません。同様に被害者が草の根議員を処罰したいとする意思及び、事実関係を明確にしないと、当該請願を審査する委員会の議員は動きようがないということになります。 




佐藤、薄井量議員はこの点も委員会で説明する必要があります。 


疑問3
「市政に関する開かれた議論を確保・促進するためにも、貴議会が請願主旨通りの対応をとっていただくよう請願するものである。」 



草の根会派の市議による草の根会派のウェブサイト上の発言・主張が、なぜ市政に影響を与えるのか、そのメカニズムを両議員は説明できるのでしょうか。 



私たち市民にはウェブサイトを見る、見ないを選択する自由があります。公人である議員を批判するのも自由であり、批判に対する反論や「はねかえり」を受け入れる、受け入れないのも自由、あるいは批判した以降、一切無視することも自由です。 



話はそれますが、関連しますので書かせていただきます。ネット上でなくてもすぐに「傷ついた」と言う人がいますが、これは日本人の悪い癖の一つです。 



名著「菊と刀」では、日本人の「面目」を重んじるコミュニケーションスタイルについて、アメリカと比較して論じています。アメリカ人は対決型の直接的アプローチを重視し、日本人は丁重さを重視した間接的なアプローチが得意です。 



日本人はきびしい言葉や攻撃的なアプローチを「無礼だ」と思いますが、アメリカ人は「無礼だ」とは決して思いません。反対に、安倍首相の言葉のように曖昧で直接的でないものは「不正直で無作法である」と考えるのです。 



エリナー・ルーズベルト「あなたの許可なくして、誰もあなたを傷つけることはできない」


 傷つくか、傷つかないかを選択するのは自分です。匿名のネット社会でいちいち傷ついていたら、人生やっていられないと私は考えていますし、そのように教えています。 



話が飛びましたが、自らの選択で草の根会派のウェブサイトを訪れた市民が例え傷ついたとしても、それがどのように市政に影響を与えるのでしょうか。私には全くそのメカニズムが理解できません。(これはあくまでも一般論としての主張です) 



疑問4

「このような攻撃が続けば、被害者としては愛着のあるハンドルネームを放棄しなければならない事態も生じうる。これはネット上の人間関係を破壊することにほかならない。」 



ネット上の人間関係、つまりバーチャルな人間関係が破壊されることを問題にしていることに佐藤、薄井両市議は同意していますが、これも意味不明です。 



確かに佐藤、薄井両市議にとってネットは議員生命の「命」であり、ネット社会での信頼失墜は、そのままご自身の「職」を失うことにつながります。両議員の「自分のネットお仲間」を大切にしたい、何が何でも自分の「職」を守るために、お仲間を決して失いたくないという気持ちは痛いほど分かります。 



そのためには、ご自身のブログからお仲間とは違う意見を言う者を排除する。お仲間からの「ヨイショ!」意見だけを掲載し、批判にはダンマリを決め込む。痛いほど分かり・・・いや、実に痛々しい。 



それでも、この請願は二人に「職」を失わせたい、とする請願です。佐藤、薄井両市議に「利益」を与えるものであってはなりません。 



ネット上の人間関係を破壊・・・云々、私には佐藤、薄井両市議の単なるご都合であると思えます。今日のグローバル社会において「ネット上の人間関係」を語ることの難しさを両議員は委員会でどのように克服するのでしょうか。 



佐藤、薄井両市議は「批判は受けない」「異論は抹殺する」「ご自身への疑問へはダンマリ」という3点セットを共有しています。 



いつも思うのですが、 佐藤、薄井両市議の常識は私の非常識であると同時に、ディズニー社会の非常識である。 


ことだけは間違いありません。 


最後に

草の根会派の議員にもいえることですが、「草の根」VS「反草の根」という議会の構図は「改革」していただきたい。何回も言っていることですが、どの会派であってもそれぞれの案件に対して「是々非々」で対応すればいいのです。 



請願を出したのに紹介議員が草の根会派の議員であったというだけで請願権を否定する東村山市議会は改心して欲しい。それができないのなら、即刻議員を辞めて欲しい。そう思います。 



もう一つ、著しく東村山市民の信用を失った佐藤市議に言いたい! 



草の根のウェブサイトの問題に一生懸命になるより、あなたは「学校裏ネット」の問題に取り組むべきです。この問題では、東村山市の子ども達がいつ被害者になるか分かりません。全校の全生徒から情報を集め、裏サイトの撲滅か良心的な管理者への移行を早急に進めるべきです。 



日野市民への奉仕 > 東村山市の幸せ


 

このように言われないためにも、草の根攻撃より「子ども達の未来」(東村山市の!)を優先すべきです。

 

http://blog.satomasataka.jp/200706/article_13.html 


この東村山市の佐藤まさたか市議の「草の根憎し」から「最後のパレード」事件は、始まったのです。 


(東村山4丁目が私です。)