中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 静岡 > 1月21日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【静岡】

レジ袋をごみ袋としての使用禁止 反響大きく浜松市が広報紙に特集

2010年1月21日

レジ袋のごみ袋使用禁止について特集を組む広報はままつ

写真

 浜松市は4月からレジ袋をごみ袋として使用することを禁じるのを前に、20日付「広報はままつ」で4ページにわたり特集を組んだ。昨年9月に同紙で使用禁止を掲載したところ、市民から2カ月で500件の問い合わせがあり、理解を促すため、ページを割いた。

 4月から集積所に出せるごみ袋については▽45リットル以内のポリエチレン製で透明・半透明に指定▽レジ袋は使用禁止▽生ごみなどを一度レジ袋でしばってから、ごみ袋に入れる“内袋”としての使用も禁止−となる。

 特集では「なぜごみ袋を利用できないのか」「レジ袋はどう処理すればいいのか」など問い合わせの多かった八つの質問を掲載。「燃えるごみとして焼却せず、プラスチック容器包装として処理すれば、再資源化ができる」などと答えている。

 また内袋として使わないことにより、ごみとなるレジ袋を1年間で740トン減量、約2000万円の処理経費削減を見込んでいる。二酸化炭素(CO2)排出量に換算すると3400トンの削減につながるとしている。

 市はごみ処理経費の削減を目指す過程で、2008年に市内のスーパーなどと連携し、レジ袋を有料化。半年間で推計約480トンのレジ袋を減らし、約2200トンのCO2排出削減につながった。

(原田遼)

 

この記事を印刷する

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ