武藤、蝶野に辛口エール「どこまで生命力があるかアイツ次第」
蝶野正洋が新日本プロレスを離れ、2月からフリーとして活動していくことを21日に発表した。それを受け、同期であるとともにかつて闘魂三銃士として蝶野とともにプロレス界をリードした現全日本プロレス社長の武藤敬司が、蝶野の25周年パーティー開始前に報道陣の囲み取材に応じ、「センスのいいTPOがそろったら、もしかしたら呼ぶかもしれないな」と、全日本プロレスへのスポット参戦をオファーする考えもあることを語った。
蝶野と武藤は同期入団で、同じ闘魂三銃士としてプロレス界を席巻。武藤は2002年に新日本を退団し、全日本プロレスに移籍している。同期の桜の突然の新日本離脱に、「オレだって退団して7年経っているからなぁ。その間に新日本と蝶野にどういう歴史があったのか分からないし」と明言を避けた武藤。ただし、このまま新日本とともに歩んで経営面などにも関わっていくよりも「そりゃあ、蝶野個人でいる方が動きやすいだろう」と、蝶野の“独立”を賛成した。
また、プロレスラー蝶野としては「今が全盛期だと思っている。過去の蝶野より今の方が世間に与える影響力は大きい」と武藤は断言。将来的な全日本プロレスへの参戦オファーも当然考えるとした。
「(蝶野がフリーになったことは)脳裏には入れておくよ。利用しない手はないからな。“時”というものは常に動いているもので、いつかマッチングする時が来るかもしれない。センスのいい利用の仕方があれば」
蝶野の25年目での決断に歓迎ムードの武藤だったが、最後は「今はプロレス界は荒波だからな。どこまで生命力があるかは、アイツ次第だ」とピシャリ。同期として辛口エールを送った。
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[ スポーツナビ 2010年1月21日 19:57 ]
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