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麻生首相防衛作戦を真面目に考える

2009/06/24 08:54

 

山本拓なる自民党議員が分断工作を働いている件について、だ。

少し前の記事だが、内情がよくわかる記事を紹介する。


議員名が多数出ているし、会派もわかるので参考になるのではないだろうか。
記事をソースとし、勝利条件が何であるか、どうすれば首相を防衛できるかを検討した。
また、効果的だと考える手段を、私見として公開するものである。



麻生降ろし再燃か 自民で総裁選前倒し署名運動

6月3日8時1分配信 産経新聞
 衆院は2日の本会議で、今国会の会期を7月28日まで55日間延長することを与党などの賛成多数で議決した。こうした中、自民党の一部議員が9月予定の党総裁選挙の前倒しを求めて署名運動を始めたことが2日、表面化した。党内では「麻生降ろし」の動きと受け止められており、各派閥が沈静化に乗り出した。今のところ署名が広がる気配はないが、支持率で民主党に逆転された自民党内の不安感が顕在化した形だ。

署名を始めたのは「総裁選の前倒し実施を実現する会」で、町村派の山本拓(たく)衆院議員が世話人。山本氏は2日、首相を含む同党全国会議員にファクスで、衆院選前に総裁選を実施し、次期首相候補と選挙公約(マニフェスト)を決めるべきだとして、賛同の署名を募る文書を送った。

リコール規定≫

自民党の党則(第6条4項)に、党所属国会議員と都道府県連代表各1人の総数(432人)の過半数が要求すれば、任期満了前の総裁選を実施できる事実上のリコール規定があるのを利用したものだ。

この動きに、首相を支持する町村派森喜朗元首相、町村信孝元官房長官、安倍晋三元首相らは激怒し、同派議員に連絡を回して署名しないよう締め付けた。町村氏は他派にも協力を要請、古賀派なども署名しないよう通知を出した。

「聞いてませんでした。署名をやめるよう山本を説得します」

山本氏の妻で、町村派議員でもある高市早苗経済産業副大臣は2日午後、安倍氏の事務所に駆けつけ、こう謝罪した。

だが、山本氏は2日夕、国会内で記者団に署名を続けると表明。賛同者については明らかにしなかったが、「麻生首相も立候補すればいい。倒閣運動じゃな い。派閥が騒いでくれてありがたい。無視が一番怖かった」と強気の発言を行った。7月上旬の主要国首脳会議(サミット)ごろまで署名集めを続けるという。

≪首相「知らない」≫
町村派幹部は「(首相と距離を置く)中川秀直(ひでなお)、武部勤(つとむ)の両元幹事長が山本氏のバックにいるのでは」と疑念を募らせる。一方、中川氏は2日夜、都内で記者団に「私がバックにいるといわれるが、そんなことはまったくない。麻生さんの下で、大不況を突破できるよう全力を挙げるべきだ」と語り、自身の関与を否定した。

首相は2日夜、「背景や全容を知らないのでコメントできない」と首相官邸で記者団に語ったが、公明党幹部は「何で今なんだよ。自民党は自壊する気か…」と嘆いた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090603-00000107-san-pol



この記事をベースに状況把握と手段を検討してみたい。

勝利条件>

自民党の党則(第6条4項)に、党所属国会議員と都道府県連代表各1人の総数(432人)の過半数が要求すれば、任期満了前の総裁選を実施できる事実上のリコール規定があるのを利用している。
つまりは、217人の支持者を取り付ければ勝利。
実際は支持者となる必要はなく、217人が署名するまでもないと思ってもらえたら首相防衛は成功だ。
これには議員だけではなく、各自民党県連も含まれており、これは後述するが重要なファクターとなるだろう。かつての総裁戦にて地方票を集めており、またいまだ地方自民県連は麻生支持が強いためである。


具体的な手段>

我々国民に許された手段は、実にシンプルだ。
方法は、麻生支持を各所にて訴えていくこと。

1)メール
2)FAX

基本的にはこの二者しかない。各事務所にて運動員経験がある方や懇意にされている方、議員事務所が近い方は実際に訪れてみるというのも良いかも知れない。

具体的な手法は、下記トピックのトピタイにまとめている。
【緊急要請】麻生支持

対象>

何を対象に支持をするかを明確にする。

自民党衆議院議員
自民党参議院議員
自民党県連



注意点>
現在の動きで抜けている点を感じるため、強調しておきたい。
参議院議員を忘れてはならないことが一点目。ここは抜けているように思う。
また、県連ノーマークではないだろうか。
同じ一票のため、各県連へのメール、電話も有効だと考える。




参考リンク集>

自由民主党
http://www.jimin.jp/index.html

【重要】参議院自由民主党
アクションをかけれていないように危惧する。
http://www.jimin.jp/jimin/yakuin/yakuin-4.html

【重要】自由民主党 青年局

党内でアクティブな集団であり、対応・行動が早い。
http://www.jimin.jp/jimin/youth/

【重要】自由国民会議自民党の支援組織)

古くからの支持母体であり、党友として強い保守組織である。
http://www.jiyukk.jp/

【重要】自由民主党 各県連リンク集自由国民会議サイトより)
県連も同じく一票をもつ。県連対応は重要だ。
また地盤とする議員への影響力も強い。
多い場所では小選挙区で10ブロックある。
http://www.jiyukk.jp/link.html


特に効果が見込まれる手段>

これは私見である。実効性については、保証はできない。
その上で私が言えることはただ一つ。
日本全国の同志よ、麻生支持を各地の地盤で表明して欲しい。


党員資格の有効活用>

ここで特に強く訴えかけたい方々がいる。
この記事を読んでいる方には、総裁戦投票のため自民党員になった方たちもいるのではないか?その資格を有効に活用して頂きたい。党費を払い、党を支えている以上、発言力が実際にあるのだ。


こういうときこそ党員資格を使って欲しい。
党費を納めているからこそ、発言力がある。自民党を維持しているのは、貴方たちだ。
地盤の議員、支部長への対応も忘れないようにしよう。これは地元の県連に対して行動すること、大きな意味をもつ。
「麻生支持ゆえの自民党員だ」という主張を、丁寧に、しかし強い意志で主張して欲しい。




次に陣営を把握し、一歩進んだ対応を検討してみたい。

1)派閥から対応を検討する。

6月3日段階では、各派閥が沈静化に乗り出している、とある。
ご存知かと思うが、山本拓が世話人だ。(敬称は省かせてもらいたい)
町村派のため、町村派」の派閥構成員、派閥の領袖たちへの麻生支持表明は特に有効だと考える。町村派自体は、麻生支持であり、その派閥の構成員がこれを行っているのである。是非、締め上げて頂きたい。こういうときこそ、派閥の締め上げの強さを発揮して頂きたいものだ。

町村派

清和政策研究会のwikipediaのリンクを貼っておく。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E5%92%8C%E6%94%BF%E7%AD%96%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A

重点対象>
森喜朗元首相
町村信孝元官房長官
安倍晋三元首相

参考例>
自身は麻生首相を支持する立場である。
そのために自民党員にもなった。
町村派の麻生支持には日ごろより感謝をしている。
時に、派閥の意向にそぐわぬ山本なる派閥構成員に対しての対応は、町村派としてはどのようにお考えなのでしょうか。




2)派閥以外から検討する

記事によると、山本氏の妻で、町村派議員でもある高市早苗経済産業副大臣は、町村派領主である安部元首相に謝罪を行っていることがわかる。高市早苗経済産業副大臣に「再度、強く麻生支持」を訴えるのは有効だろう。

参考例>
自身は麻生首相を支持する立場である。
町村派の麻生支持には日ごろより感謝をしており、町村派選出の国務大臣の要職につかれ、首相を支え、国益を守る貴女を尊敬する立場である。
謝罪をされているとのことで、重ねて指摘するのも申し訳ないが、旦那様である山本拓氏があのような行動に出ておられる。
今後、さらに山本氏に対し説得を試みる予定はあるか伺いたい。



3)派閥の疑問を再指摘する。
記事によると、町村派幹部は「(首相と距離を置く)中川秀直(ひでなお)、武部勤(つとむ)の両元幹事長が山本氏のバックにいるのでは」と疑念を募らせているそうだ。

対象>
中川秀直(ひでなお)元幹事長
武部勤(つとむ)元幹事長


中川氏は2日夜、都内で記者団に「私がバックにいるといわれるが、そんなことはまったくない。麻生さんの下で、大不況を突破できるよう全力を挙げるべきだ」と語り、自身の関与を否定している。

参考例>

自身は麻生首相を支持する立場である。
町村派の麻生支持には日ごろより感謝をしている。
山本拓なる自民党議員の行動において、背後に中川氏、武部氏がいるのではないか、との失礼な報道があった。
もちろん、中川氏がそれを全否定してくださったことも報道されており、非常に気持ちの良いものであった。
しかし、山本拓はいまだ署名を集め、それが報道にことさらに強調されている。

再度、潔白を示す意味でも、中川氏・武部氏より強い全否定の意思表明をお願いしたい。





以下は、私の思いである。
記事によれば、山本なる者は首相を含む同党全国会議員にファクスで、要請をしているとのことだ。私は、「首相を含む」という点が特に許せない。国民を馬鹿にしているのか!
果たしてこの者、政権与党を担当する覚悟があるのか!

北朝鮮問題が緊迫感を増し、多額の公費を投入したとは言え、経済政策がやっと芽吹いてきたこのタイミング。多忙でボロボロになり、それでも立ち上がる首相に対し、失礼も甚だしい!

現時点で総裁選をやることは、著しく国益を毀損していると考える。
底打ち感がチラホラ見えはじめた日本経済をどん底に突き落とすつもりか!
山本拓なる者に、政権与党を支える資格があるとは思えない、もちろん一国民としての私見であるが。

自民党が支持されるのは、政権担当能力が中高年齢層に、麻生首相の政策面の凄さが若手保守にであると分析するが、これは実態に即していると考える。

この両者の自民党支持を灰燼に帰すものである。
これ以外の自民党支持層は、実質ないのではないか。

政権担当能力ゆえの支持者は、このアクションを見て失笑していることであろう。
また若手保守層は、麻生首相への不義理・失礼極まる行動に激怒している。

また党員資格をもつものは、山本なる男の除籍を嘆願し始めるのでは、とすら考える。党員にはその発言が許されるだろう、党費を納めており、党を支えている存在なのだから。

政権与党として頑張って欲しい、政権与党を支えて欲しい、その思いで自民党に党費を納めている者の気持ちを想像してみる。

山本なる議員が、現首相にして総裁に対し、不信任を提出している形になる。
それが許されるのであるならば。
山本なる議員を、自民党に対し不信任を出すことは許されるべきだという話だ。

それが許されぬなら、その発言や願いを発言できぬなら、党費を詐取されているのと同じではないか!



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