去年の韓国の国の借金が、10年前に比べて4倍以上に増えて、360兆ウォンになったことが分かりました。
企画財政部が20日発表したところによりますと、去年の国の債務は、前の年に比べて51兆ウォン以上増え、360兆ウォンになりました。
これは、通貨危機の影響を受けていた10年前の93兆6000億ウォンの4倍に当たり、国民1人当たりでみますと、借金の額は、前の年・2008年の634万ウォンより104万ウォン増えた738万ウォンになりました。
企画財政部は、その要因として、2008年の11月の予算修正の際、財政支出を10兆ウォン増やしたこと、2009年4月に雇用創出の目的で28兆4000億ウォンの補正予算を編成したこと、財政赤字を埋めるために35兆ウォン以上の赤字国債を発行したことなどを挙げました。
政府は、今後、国の債務を抑制するため、歳出を切り詰めるほか、民間企業の活性化や、基金など余裕のある財源を活用して、赤字国債の発行を適正水準にする方針です。