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2010年1月20日(水) 19:00 |
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赤磐市の土地購入問題で百条委員会
赤磐市が、市に必要のない土地を市の予算で購入したとして元副市長らを告訴した問題で、赤磐市議会は真相を究明する百条委員会を設置する議案を臨時市議会で可決しました。
一方で告訴された元副市長は「必要があって購入した土地」と購入の正当性を訴えています。 20日開かれた赤磐市の臨時市議会で、市議から、今回の告訴事案について議会でも百条委員会を設置し、真相を追及すべきとの議員発議があったものです。 土地購入をめぐり、告訴されたのは赤磐市の元副市長や現職の職員らあわせて4人です。 赤磐市によりますと、元副市長は、在任中の2007年市の予算で、現職の市議が所有する赤磐市周匝の宅地109平方メートルを交差点改良の名目で458万円で購入、また翌年には、赤磐市是里の畑 5164平方メートルを残土置場の名目で250万円で購入したとしています。 しかし、いずれも事業は行なわれておらず、市費で不必要な支出を行ったとして、赤磐市は元副市長ら2人を背任の容疑で、現職の職員2人を虚偽公文書作成の容疑で、おととい赤磐警察署に刑事告訴しました。 20日の臨時市議会で、百条委員会設置案の採決は賛成多数で可決されました。 一方で告訴された元副市長は、山陽放送の取材に対して「土地の購入は必要性があって行なったもの」として購入の正当性を訴えています。 赤磐市議会の百条委員会は7人の市議で構成することが決まり、今後関係者からヒアリングを行なうなどして真相の究明にあたる方針です。
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