県内ニュース

イブニング・シックス

ワクチン接種 健康な成人は2月8日から(01月20日)

新型インフルエンザのワクチン接種で優先順位が最も低く設定されていた健康な成人の接種が来月8日から始められることが決まりました。これはきょう開かれた県の新型インフルエンザ対策本部の会議で決まったものです。それによりますと優先順位が最も低い健康な成人の接種は来月から輸入ワクチンの供給が始まることから実施の目途が立ち、来月の8日から始めるとしています。また、65歳以上の健康な高齢者については当初の予定を10日前倒しして今月25日から開始します。新型インフルエンザのワクチンは、今年に入って小学校高学年と中学生、高校生に対する接種が始まっていて、今回の決定で来月の8日以降は、すべての人が接種を受けられることになります。県では、健康な成人の接種について可能な限り前倒しできるようさらに検討をすることにしていて今後、関係機関との調整を進める方針です。

インフルエンザ流行警報 2か月ぶりに解除(01月20日)

県内のインフルエンザ患者が4週続けて減少したことがわかり県は、きょう「流行警報」をおよそ2か月ぶりに解除しました。県が県内80の医療機関で行っている調査によりますと、先週1週間に県内で確認されたインフルエンザ患者の数は692人で、前の週よりも139人減りました。患者数の減少は4週連続で、1つの医療機関あたりの患者数も8・65人と10人を下回りました。このため県はきょう、去年11月に出した「インフルエンザ流行警報」をおよそ2か月ぶりに解除しました。しかし、インフルエンザの流行は例年、1月から3月にかけてがピークとなっていることから、県では引き続き、うがいや手洗いなどを徹底するよう呼びかけています。

ポカポカの「大寒」 4月上旬並の陽気(01月20日)

二十四節気のひとつ「大寒」のきょう、県内は、ぽかぽか陽気となったところが多くなりました。きょうの県内は中通りや浜通りを中心に高気圧に覆われ朝から気温が上がりました。最高気温は福島で13度3分、相馬で16度3分など会津地方をのぞいて4月上旬並のあたたかさとなりました。こうした中、福島市の公園ではぽかぽか陽気に誘われて外で遊ぶ子どもたちの姿が見られました。一方、大人もベンチで本を読んだり、お弁当を食べたりして春を思わせる陽気を楽しんでいました。気象台によりますとこの暖かさはあすまでで、あさってからは平年並みの気温に戻るということです。

東電副社長 プルサーマル実施を正式に要請(01月20日)

東京電力の皷(つづみ)副社長はきょう県庁を訪れ、内堀副知事にプルサーマル計画の実施を正式に要請しました。東京電力の皷紀男(つづみのりお)副社長は、県が去年7月からプルサーマル計画の議論を再開したことについて感謝の言葉を述べた上で、福島第1原子力発電所3号機でのプルサーマルの実施を正式に要請しました。これに対して内堀副知事は、県民の安心安全を最優先に考えていくとしながらも、「東京電力の思いは聞かせていただいた」と答えました。県ではプルサーマルについて検討するためすでに運転が始まっている佐賀県の玄海原子力発電所の現地調査を行っていて、あす開かれる検討会でその調査結果が報告されることになっています。

園児にイチゴのプレゼント(01月19日)

地元で取れた新鮮なイチゴを味わってもらおうと、いわき市で園児たちにあま〜いイチゴがプレゼントされました。園児たちにイチゴをプレゼントしたのは、JAいわき市とイチゴを作っている農家の人たちです。この催しは、イチゴの生産が盛んな地区の子どもたちに、地元のイチゴの美味しさを味わってもらおうと毎年行われています。7回目となる今年は、市内2か所の保育園の園児たち一人一人に、あわせて120パックのイチゴがプレゼントされました。いわき市内でのイチゴの収穫は去年の11月から始まっていて収穫量、売上高ともに前の年を大きく上回っていると言うことです。JAいわき市では今年も質の良い「いわきのイチゴ」を広くPRしていきたいと話しています。

入学手続き書類を不合格者に誤送付(01月19日)

南相馬市の県立浜高等技術専門校が入試の不合格者に誤って入学手続きの書類を送っていたことがわかりました。浜(はま)高等技術専門校では今月15日に推薦入試と一般入試の合格者に入学金の納付など入学に必要な手続きに関する書類を送りました。ところが、きのうになって不合格者から学校に「書類が届いた」との連絡があり、調べたところ不合格となった26人のうち14人に誤って書類を送っていたことがわかりました。学校によると原因は、発送作業を担当した事務職員が合格者のリストをきちんと確認しなかったためだということです。学校では、きのうまでに誤って書類を送った不合格者に電話をしたり、直接訪問をしたりして謝罪をしたということです。

小学校で行政を学ぶ出前授業(01月19日)

会津坂下町の小学校で行政の仕事や役割について学ぶ出前授業が開かれました。この「出前授業」は子どものころから行政について関心を持ってもらおうと総務省福島行政評価事務所が2年前から県内各地の小学校で開いています。きょうは、会津坂下町の坂下小学校を行政相談員などが訪れ6年生114人を対象に授業を開きました。授業では学校・道路を作る時や水の供給、それに食品の安全管理など身近にあるもののほとんどに行政が関わっていることがわかりやすく説明されました。また県内には116人の行政相談員がいて住民から様々な相談を受け問題解決に取り組んでいることなどが紹介され児童たちはこれまで知らなかった話に真剣に聞き入っていました。この出前授業は年度内に県内のほかの3つの小学校で開かれることになっています。

福島トヨタグループが交通遺児基金に寄付(01月19日)

県内の交通遺児のために役立ててもらおうと自動車販売会社などがきょう県の交通遺児奨学基金協会に寄付金を贈りました。寄付金を贈ったのは福島トヨタ自動車とそのグループ会社2社です。きょうは福島トヨタ自動車の小幡勝也(おばたかつや)社長と小泉(こいずみ)光(ひかる)常務が県の交通遺児奨学基金協会の副理事長をつとめる内堀雅雄(うちぼりまさお)副知事に、社員から寄せられたおよそ53万円を贈りました。これに対し、内堀副知事は「しっかりと活用させていただきます」とお礼の言葉を述べました。福島トヨタグループによる寄付は今回で38回目となり総額は1200万円を超えています。県内の交通遺児は去年の11月1日現在147人で寄付金は交通遺児への奨学金や図書カードの購入にあてられます。

歴史資料館で新公開史料展(01月19日)

福島市の県歴史資料館で古い教科書や科学書など新たに加わった史料の展示が行われています。福島市にある県歴史資料館では個人から贈られたり、預かったりした史料を一般に向けて公開しています。今月16日から始まった「新公開史料展」では、新たに加わった書籍や資料68点が展示されています。会場では江戸時代に寺子屋で女子の教育に使われていた教科書を明治時代に改良したものや明治時代の科学書でパラシュートの原理を説明するために傘を持って飛ぶ人の絵が入っているものがあります。施設に収められているおよそ7万点の史料は、すべて閲覧することが可能で、今回展示されているものも4月からは手にとって見ることができます。この展示会は3月28日まで開かれています。

県立高校T期選抜の願書受付開始(01月19日)

県立高校の入学試験のうちI期選抜試験の願書の受付がきょうから始まりました。郡山市の県立安積高校では320人の定員のうち1割にあたる32人をT期選抜で募集しています。受け付けは、午前9時から始まり、訪れた中学校の先生が生徒の願書を提出すると担当者が慎重に内容を確認していました。T期選抜はかつての推薦入試にあたるもので生徒自らの意思で受験することができ面接や小論文などで選考を行います。県教育委員会によりますとT期選抜は全日制88校、定時制7校のすべての県立高校で行われ募集定員は全体のおよそ3割にあたる5431人となっています。願書の受付は今月22日までで試験は来月の2日と3日に行われ合格者には来月5日に内定通知が送られます。