現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 裁判
  5. 記事

教え子に性的暴行、元フィギュアコーチに懲役7年判決

2010年1月21日10時45分

印刷印刷用画面を開く

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 スケートクラブで指導していた当時13歳の女子生徒に性的暴行を加えてけがを負わせたとして、強姦(ごうかん)致傷の罪に問われた元フィギュアスケートコーチの酒井康資(やすじ)被告(58)の判決公判が21日、名古屋地裁であった。佐々木一夫裁判長は懲役7年(求刑懲役8年)を言い渡した。

 公判で、酒井被告側はみだらな行為をしたことは認めたうえで、「合意によるもの」と無罪を主張していた。

 検察側は、コーチと教え子という立場を利用した悪質な犯行で、酒井被告が不合理な弁解に終始していると批判。被害後、女子生徒が心的外傷後ストレス障害(PTSD)に陥った点を重視し、「被害者の合意がなく、暴行脅迫があったことを推認させる」と主張していた。

 起訴状によると、酒井被告は2008年4月11日早朝、名古屋市瑞穂区内の自宅に宿泊させていた女子生徒を「声を出したらスケートをやめさせるぞ」などと脅して強姦し、1週間のけがを負わせた。

 当時、酒井被告はコーチでつくる全国団体「日本フィギュアスケーティングインストラクター協会」の広報担当理事を務めていた。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内