ソフトバンク・王貞治球団会長（右）から激励を受ける亀田興毅＝都内のホテル
ボクシングのＷＢＣ世界フライ級王者・亀田興毅（２３）＝亀田＝が「世界のカメダ」になる。２０日、都内で行われたイベントに出席し、ソフトバンク・王貞治会長（６９）と初対面。「世界の王」の存在感に圧倒されながらも「俺も世界のカメダになる。まずは日本で誰もやってない３階級制覇や」と鼻息も荒かった。
幼少のころから「世界の本塁打王」にあこがれていたという興毅は、王会長と握手を交わし「ほんまうれしかったわ」と少年のようにはにかんだ。一方、王会長は「会ってみれば好青年」と興毅の印象を語り、「ボクシングはわれわれよりも世界に近い。この勢いで頑張ってほしい」と穏やかな笑顔でエールを送った。
興毅はこの日午前、都内の水族館で行われた映画のチャリティー試写会に出席し、イルカと“交流”。その後、都内で健康診断を受けイベントに臨んだ。「健康診断で先生に６９キロまで増やせると言われた。スーパーライト級ぐらいはいけるんとちゃうかな。でも今は３階級制覇。それに防衛戦もあるからな」と気持ちを引き締めた。
(２０１０年１月２０日)