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【茨城】

鹿嶋市 職員を懲戒免職 再び飲酒 いったんは停職処分に

2010年1月21日

 鹿嶋市は二十日、自家用車を飲酒運転して物損事故を起こしたとして、人事課の男性主幹(53)を懲戒免職とした。主幹は別の飲酒運転で一度は懲戒免職となったが、鹿島地方公平委員会に不服を申し立て、停職処分に軽減されていた。

 市によると、主幹は二〇〇九年三月二十日午前十時〜午後二時に自宅で飲酒し、午後三時五十分ごろ、車で同市宮中二の交差点を左折した際、反対車線にはみ出して車と衝突した。自分で事故を警察に届けず、目撃者の通報で発覚した。市は〇八年十一月に飲酒運転で出勤したとして、翌月に主幹を懲戒免職とした。公平委は〇九年八月、飲酒運転の事実を認めながらも「酒量や飲酒時間の証拠がなく、結果の信ぴょう性に疑問がある」として停職六月に修正。主幹は〇九年十二月に復職していた。

 市は〇九年三月の事故を市民からの情報提供で「元職員の事故」として以前から把握していた。公平委の処分の修正で「職員の事故」となったことを受けて、復職した主幹に事情聴取するなどして事実関係を調べていた。 (高橋淳)

 

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