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【プロ野球】

登録名は「雄星」

2010年1月20日 紙面から

キャッチボールでフォームを確認する雄星=西武第2球場で

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 西武は19日、ドラフト1位左腕の菊池雄星投手(18)=花巻東高=の登録名を「雄星」とすると発表した。ユニホームの表記は「YUSEI」となる。西武では1年目終了後のオフに銀仁朗(本名・炭谷銀仁朗)が名前を登録名に変更したが、入団直後では初となる。

 「両親から名付けられた名前は、雄大でスターになってほしいという意味。われわれとしても球界を代表する選手になってほしい」と前田球団本部長は説明した。

 「菊池」はもちろん、「菊池雄星」も登録名として候補に挙がった。渡辺監督や本人は球団に決断を委ね、球団がファンの親しみやすさを考慮して登録名を決定した。

 西武で名字以外を登録名にしているのは、ニックネームを取り入れた「G・G・佐藤」と、「銀仁朗」

 本人はこの日、16日以来3度目のブルペンに入り、捕手を立たせて直球のみ31球を投げた。キャッチボールではチェンジアップやフォーク、シンカーを初めて試投。「遊びですけど、最終的に(得意の)スライダーにつなげたい。いきなりスライダーを投げると、ひじも下がるから」と、相変わらず新人らしからぬ意識の高さだ。

 さらに下半身強化のため、ティー打撃も初体験。「投球にもつながるし、野手の方のつらさとか大変さが分かりました」と充実の笑みを見せた。

 もっとも、登録名については冷静そのもの。「名前で野球をやるわけじゃないので。球団に任せてあるので、何のこだわりもありません」とケロリ。また大物ぶりを発揮した。 (谷光太郎)

 

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