2010年1月20日 18時32分 更新:1月20日 23時46分
プロ野球・巨人、阪神の元投手で、17日に57歳で亡くなった日本ハム投手コーチ、小林繁さんの葬儀が20日、福井市の千福寺りんどうホールで営まれ、約500人が参列した。小林さんが阪神へ移籍するきっかけとなった「空白の一日」騒動の当事者、江川卓さんは混乱を避けるため、欠席したが、日本ハムの大社啓二オーナーや阪神の真弓監督らが参列し、小林さんとの別れを惜しんだ。
近鉄時代に小林さんの指導を受けた元米大リーグ・レンジャーズの大塚が弔辞を読み上げ、「1軍に上がったその日に、『お前に金を稼がせてやる』と言われ、プロとしての喜びを感じた」など思い出を披露した。
同時期に阪神に移籍した真弓監督は「キャンプで同じ部屋だった。気疲れしていただろうけど、それを見せずに頑張っていた。1年目が一番気持ちが出た年だったんでしょう」と、22勝を挙げた79年のシーズンを振り返った。また日本ハムの稲葉は「今年は小林さんのためにも日本一になっていい報告をできるよう頑張りたい」と語った。【辻中祐子】