別府市南部地区の住宅密集地で13日深夜から14日未明にかけて発生した大火で、別府署と同市消防本部は20日、被災状況をまとめた。同市光町と飛び火被害があった末広町で計38棟、46世帯89人が被災。被災棟数・世帯数は、松原大火(1992年2月)を上回り、同市では戦後最悪の大火となった。
同署などによると、全焼したのは23棟で、30世帯55人が被災。全焼したアパートの焼け跡から無職女性(82)とみられる遺体が見つかった。
当初、全焼は27棟31世帯と発表していたが、所有者が同じで連なった建物もあったため、1棟と数えた。被災者数は住民基本台帳を基に57人としていたが、その後の調べで実際の居住者数を確定した。
▽部分焼(損害額が建物の評価額の20%未満)5棟(5世帯13人)▽ぼや(焼失面積1平方メートル以下)7棟(8世帯13人)▽放水が室内に入るなどした水損被害 3棟(3世帯8人)―だった。
92年に同市松原町で発生した大火では、25棟が全半焼・部分焼、36世帯90人が焼け出された。
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