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日本初のGPS衛星、愛称は「みちびき」 今夏打ち上げ

2010年1月20日17時39分

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写真:日本版GPS「みちびき」のイメージ=宇宙機構提供日本版GPS「みちびき」のイメージ=宇宙機構提供

 全地球測位システム(GPS)の日本版衛星として今夏に打ち上げられる準天頂衛星について、宇宙航空研究開発機構は20日、初号機の愛称が「みちびき」に決まったと発表した。昨年10月から公募していた。1万1111件の応募のうち、328人が提案した。みちびきは7〜8月、H2Aロケットで鹿児島県の種子島から打ち上げられる。

 GPSは米国防総省などが運用している測位衛星で、現在、約30機が宇宙を回っている。カーナビは4機のGPSを同時に捕らえて自分の位置を割り出している。しかし、東京などではビルに隠れて見える衛星数が減り、測位精度が下がることが多かった。

 みちびきは、日本の上空を集中的に通る軌道に入り、GPSを補完する。自動車からは、天頂近くに見える衛星が一つ確保できることになる。3機あれば、日本を24時間カバーできるという。

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