岡山放送局

2010年1月20日 20時5分更新

AMDAハイチへ2次派遣


カリブ海のハイチが地震で壊滅的な被害を受けてから1週間がたちました。

岡山市に本部がある国際医療ボランティア団体「AMDA」は被災者への医療支援を長期的に行うため20日、第2次となる医師団を派遣しました。

20日岡山を出発したのはAMDAの菅波茂代表と感染症が専門の朴範子医師です。

菅波代表らが向かうのはハイチの首都・ポルトープランスの北およそ60キロにある町、サンマルクです。

先に現地で活動を始めたAMDAの医師によりますと、サンマルクの病院は倒壊をまぬかれ、骨折など重いけがの手術が行えるということです。

ハイチでは、地震から1週間がたった現在も、被害の全容がわからないうえ、医師や薬も不足して治療が遅れ、足や手を切断せざるをえない人もあとを絶たないということです。

菅波代表は「政府の機能が崩壊した中での活動は初めてで、治安にはかなり不安がある。病院が機能しているサンマルクと、被災者が多く出ているドミニカとの国境付近を中心に医療支援を展開したい」と話しています。
菅波代表らはニューヨークなどを経由してドミニカ共和国から国境を越えて、ハイチに入る予定です。