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十勝毎日新聞社ニュース

十勝に動揺、衝撃 石川議員事務所捜索

2010年01月14日 13時56分

支援者「信じている」
説明責任問う声も

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入資金をめぐり、当時の事務担当だった石川知裕衆院議員の事務所などが家宅捜索を受け、石川氏の地元・十勝にも大きな衝撃が走った。支援者の間には戸惑いや動揺が広がり、一般有権者からは本人の説明責任を問う声が上がった。

帯広市西5南23の後援会事務所の捜索に入った東京地検特捜部の係官。右手前は応対する秘書(13日午後6時20分ごろ)

 石川氏の連合後援会の藤浦義弘会長は「心配しているが、これまで通り石川氏を信じて団結する」、民主党帯広の三津丈夫代表(道議)も「突然のことでびっくりしている。本人の説明を信じ、今後の推移を見守る」と述べた。

 三津氏は4月の帯広市長選への影響については、「あまり関係はないと思う」と語った。

 地元有権者の関心も高い。幕別町の主婦(66)は「若手の石川さんには期待していただけに残念。強制捜査にまで発展すると、何か隠しているのではないかと思ってしまう。石川さんの供述もよく分からず、本当のことが分からない」と漏らす。

 帯広市の無職男性(85)は「あんな形で取り調べに入ったのはがっかり。中川昭一さんが亡くなり、石川氏もいなくなったら、十勝から政治家がいなくなってしまう」と不安を口にした。

 市内の小売業者(62)は「はっきりしていないが、石川さんには期待が大きいだけに反動もある。18日から国会が始まるが、国内外には多くの課題がある。この機会にうみを出し、早く平常な国会運営を望みたい」と語る。

 士幌町の60代の農家は「報道では石川さんの供述があいまいなことが問題になっている。そんなことで十勝の代表を託せるのか不安。やましいことがないなら有権者の前で真実を言えるはず」と厳しい目を向けた。

地元・足寄に不安
 石川知裕氏の出身地・足寄町でも、支援者の間に驚きや不安の声が広がった。

 石川氏は11日の安久津勝彦町長の新年交礼会に出席した際、「地域と協力しながら町の発展に寄与したい」と語ったばかり。安久津町長は「驚いている。状況が分からないが何事もなければ良いが」と語る。

 16日には陸別・足寄・本別の3町で「新春・国政報告会」が予定されていたが、今後の動向が不透明で、14日午前の段階で中止を決定した。

 足寄後援会の高橋健一会長は「事実関係に分からない部分が多く、とても心配している。地元としては元気にやってもらいたい思いが強い」と話す。

 町内の会社員の男性(45)は「何年も前のことで詳しいことは分からないが、身近に接していて本人の謙虚な姿勢を知っているので、信じている」と語った。


◇関連動画
陸山会土地購入問題で石川事務所を捜索


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