
▲2ヵ月ぶりの優勝を弾みに後半戦へ向け意気上がる大野友星
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【廿日市市大野】安芸津市民グラウンドで8月24日にあった「第29回広島県選抜交歓少年野球安芸津大会」を、地元廿日市市大野地域の大野友星(野本賢治監督)が制した。6月のろうきん杯西部大会以来二カ月ぶりの優勝に、野本監督は「優勝をきっかけに次につながれば」と後半残り十大会での活躍を誓った。
安芸津大会は、十六チームが二ブロックに分かれ争った。友星は、一回戦、2点を先制されたが、その裏、村田大和(6年、以下同)と泉広道の連続適時打で逆転。チームに漂う沈滞ムードを一掃した。さらに4点を加点した打線の援護をバックに先発の瀬野一真は、二回以降一人の走者も出さないパーフェクト投球で完投勝利を挙げた。
準決勝では決勝戦を見据えエースを温存。今季ここまで二試合しか登板していない泉をマウンドに送り出した。一回表に先頭打者本塁打で先制されたが、二回に下末優介のショートへの内野安打で同点に、三回には村田のタイムリーで勝ち越し。泉は落ち着きを取り戻し、二回以降、肥後本隼也一塁手の好守にも助けられ相手打線をノーヒットに抑え込んだ。
決勝戦では、エース長川康平が満を持して登板。決して調子は良くなかったが、丁寧な投球で相手を翻弄。被安打一、無四球の完封劇で優勝に花を添えた。
二カ月間、攻守の歯車がかみ合わず思った成績が上げられなかった。二番の金澤キャプテンが良い当たりを放つも野手の正面を突く不運もあった。だが、同大会では七打数六安打で起爆剤になり、チームも上向きになっているようだ。
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