
▲県大会はマ杯以来3年ぶりの大野友星
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【廿日市市大野】県大会出場を懸けた「中国ろうきん杯第5回学童軟式野球選手権大会」西部大会が5月24日に可部運動公園であり、地元佐伯支部代表の大野友星(野本賢治監督)が優勝した。雨中の決戦を制した友星は、チームとしてマクドナルド杯以来三年ぶりの県大会出場が決まり喜びに包まれている。
五年ぶりのろうきん杯西部大会へ向け重点的に取り組んだ打撃練習の成果が、初戦の大竹少年野球クラブ戦から表れた。一回、友星の三番泉大道(6年=以下同)が本塁打で先制すると一気にチームは勢いづいた。河村直裕の駄目押しの三塁打が飛び出すなど計十二安打十九得点。五回コールド勝ちを収めた。
勝てば県大会行きの決まる大事な一戦の相手は、安佐支部代表の上安少年野球クラブ。友星は下末優介の中前適時打で先に1点を奪った。先発長川康平は雨脚の強まる中、四回表に同点に追いつかれるなど、再三、走者を背負いながらも我慢の投球でしのいだ。打線は粘り強いピッチングにこたえ、5回に相手の四死球などで一挙7点を入れ勝負を決めた。
野本監督は「まだまだ弱い。欲がない」と五年ぶりにろうきん杯県大会行きを決めたものの、選手のメンタル面の弱さに苦言を呈す。6月15日(日)の県大会は、少年球児あこがれの広島市民球場を舞台に友星含め県内の強豪八チームが争い、優勝すれば本大会出場が決まる。「優勝して岡山へ行きたい。市民球場でどれだけ活躍してやろうかと思ってくれるか」と選手たちに期待を寄せる。
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