現在の場所:Walkerplusトップ > ニューストップ > > ハイボールの次はコレ!「マッコリ」&「ホッピー」にブームの兆し

ハイボールの次はコレ!「マッコリ」&「ホッピー」にブームの兆し

2010年1月20日 東京ウォーカー
マッコリはかめに入ったものをひしゃくで大き目の器に入れて飲むのが一般的。ボトルは韓国の生マッコリ/「韓国創作料理 マッコリバー てじまぅる新宿店」

拡大写真

マッコリはかめに入ったものをひしゃくで大き目の器に入れて飲むのが一般的。ボトルは韓国の生マッコリ/「韓国創作料理 マッコリバー てじまぅる新宿店」

2009年はサントリー「角瓶」に端を発した「ハイボールブーム」が巻き起こった。2010年、これに追随する勢いでブレイクの兆しを見せる酒が「マッコリ」と「ホッピー」だ。この2つに共通しているのは“低価格”“健康的”、そして“若い世代の需要アップ”の3つ。

マッコリは米を主原料とする、日本で言う“どぶろく”のような酒。過熱殺菌され長期保存ができるもののほか、梱包後も発酵を続ける“生マッコリ”もある。安いものなら750mlで450円くらいからあり、低価格。甘みがありさっぱりした口当たりで飲みやすいうえ、アルコール度数も5〜7%と低めなことから女性にも受け入れやすい。

“健康的”と言われる要因は、酒の発酵を進める“乳酸菌”だ。「乳酸菌がたっぷり入っているので美容にもいいと、健康志向の方や女性にも人気です」と言うのは、韓国食品通販店KFOODSのウォンさん。同店の2009年のマッコリ販売量は、2008年に比べ1.5倍に伸びたそう。

そしてこの人気を受け、「ナシや黒豆、ブドウなど韓国では日本向けにさまざまなフレーバーのマッコリが作られています」とウォンさん。面白いのは、このブームが韓国に逆輸入されていること。「日本でマッコリがブームだと韓国で報道されていて、今、韓国でもマッコリブームなんです」とか。

また、最近ではマッコリを専門に扱うバーも増加。3年半前に日本初のマッコリバーとしてオープンした「韓国創作料理 マッコリバー てじまぅる新宿店」は、連日25〜60歳と幅広い層の客でにぎわう。「若い女性はフルーツ系、男性には生マッコリが人気」と店長の島津さん。最近は賞味期限の短い生マッコリを作る日本の酒造メーカーが増えていて、同店でも有賀酒造(福島県)の「虎マッコリ」が一番人気だというのも面白い。

一方、ブームの予感があるもう一つの飲料が、東京のご当地飲料「ホッピー」だ。ホッピーは1948(昭和23)年に東京・赤坂で製造が始まった、アルコール度数0.8%のビールテイスト飲料。ビールがまだ高級だった昭和30年代、焼酎割り飲料として大衆に浸透した。居酒屋なら焼酎とセットでも程度。よく冷やしたグラスに焼酎を注ぎ、ホッピーで割りながら楽しむ客が多い。

それが近年注目を集めているのは、麦芽とホップを使ってビールと同じ製法で“プリン体ゼロ”ということ。さらに100mlで約10kcalとビールの約1/4のカロリーでヘルシーなことから、健康を気にかけている人の間でも人気なのだ。

また、“おじさんの飲み物”だったイメージにも変化が。「ホームページやトラックに明るく元気なデザインを採用し、2007年から新卒採用を始めて組織自体も次世代に向けて改革が始まりました」とホッピービバレッジ広報の石津さん。ホッピーブランドサイトでもホッピーを使ったカクテルなど、新しくてオシャレな飲み方を提案。これが功を奏し、これまで居酒屋が中心だった取扱店だが「イタリアンや中華の店でも扱っていただけるようになりました」とか。

30歳前後の客が多いという渋谷にあるカフェ「HI.SCORE Kitchen」でも客のリクエストで半年前からホッピーをメニューに追加。「意外に反響が多くて驚いている」とスタッフ。焼酎で割ってホッピーを楽しむ女性客の姿も珍しくないと言い、徐々に女性の愛飲家も増えているようだ。

低価格で体にも優しいマッコリ&ホッピー。2010年にどこまでブレイクするか、注目だ。【東京ウォーカー】

■KFOODS http://www.kfoods.jp/
■マッコリバー てじまぅる新宿店
住所/東京都新宿区西新宿7-10-10 西村ビルB1 電話/03-5348-5535 ウェブ/http://www.tejimaul.com/
■ホッピービバレッジ http://www.hoppy-happy.com/
■HI.SCORE Kitchen
住所/東京都渋谷区桜丘町4-2 ジョイス渋谷3F 電話/03-3770-8145 ウェブ/http://hi.score-kitchen.com/

マッコリはかめに入ったものをひしゃくで大き目の器に入れて飲むのが一般的。ボトルは韓国の生マッコリ/「韓国創作料理 マッコリバー てじまぅる新宿店」
【画像】黒豆マッコリは色も黒!?フレーバー系マッコリも!ほかホッピーなど
左は幻とまで言われる「虎マッコリ」(グラス860円)。ほか、日本の酒造メーカーが作る生マッコリ「東京マッコリ」(グラス1090円)/韓国創作料理 マッコリバー てじまぅる新宿店
「韓国創作料理 マッコリバー てじまぅる新宿店」は、壁にずらりとマッコリが並ぶ。約50種類のマッコリと一緒に多彩な料理が楽しめる
「韓国創作料理 マッコリバー てじまぅる新宿店」は、山形県荘内平田牧場の平牧三元豚を使ったメニューが自慢だ
お店で飲める「ホッピー」(360ml)。グラスを良く冷やし、焼酎、ホッピーの順に1:5の割合で泡が立つように勢いよく注ぐのがおすすめ
「ホッピー330」(330ml)は家庭用に開発されたボトル
冷えたホッピーと焼酎の割合は5:1がおすすめ。見た目はまるでビールだ
ホッピーが飲める、渋谷のカフェ「HI.SCORE kitchen」は“おなかいっぱいになれるカフェ”がコンセプト。イタリアンベースの料理が楽しめる
「HI.SCORE kitchen」のディナーメニュー「おすすめセット」(2500円、2人〜)。前菜、サラダ、ピザ、パスタがセットになる

ソーシャルブックマークへ登録:

はてなブックマークに追加 deliciousに登録 livedoorクリップに登録 Yahoo!ブックマークに登録 @niftyクリップに登録 FC2ソーシャルブックマークに登録 newsingに投稿 twitterでつぶやく

このニュースについて質問:

このニュースに関する質問をする
東京ウォーカー

関連リンク

注目の情報

特集

2010年“トラ”に縁担ぎ!

2010年“トラ”に縁担ぎ!

“トラ年”にちなんだユニークなお寺やスイーツ、個性派なおみくじやお守りまで紹介

ことしの鍋トレンドはコレだ

ことしの鍋トレンドはコレだ

毎年、微妙に変わる鍋のトレンド。トマト、カレーなど洋風鍋が引き続き人気のようです

アイラブ・ドーナツ

アイラブ・ドーナツ

みんな大好きドーナツ! 有名ショップの新商品から話題のお店まで

もっと見る

PR

「食」お役立ち情報

PR

おすすめ情報

KADOKAWord.jp

現在の場所:Walkerplusトップ > ニューストップ > > ハイボールの次はコレ!「マッコリ」&「ホッピー」にブームの兆し