元タレント・香夫人(40)との離婚問題が表面化したX JAPANのボーカル・TOSHI(44)が18日、都内で会見を開き、億を超える負債を抱え自己破産したことや、香夫人と傾倒していた自己啓発セミナー団体・ホームオブハートからの脱会、離婚調停を申し立てたことなどを告白した。河合弘之弁護士(65)とともに登場したTOSHIは、同団体に収入のすべてが渡っていたと告白。「(脱会は)お金の問題。返してほしい」と訴える一方、団体の“広告塔”になっていたことについて「誠実に素直に謝りたい」と頭を下げた。
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破産、離婚、脱会…。プライベートの恥部をすべてさらけ出した。
河合弁護士に「本当のことを語っていただく場」と促されたTOSHIは、千万単位の税金未納や億を超える負債を抱え、今年1月6日に破産宣告を受けたことを告白した。なぜ金欠なのか。実は、98年からの12年間、すべての収入をホームオブハートに搾取されていたという。「ずっと疑念に思っていたが、(主宰者のMASAYA氏にも香夫人にも)言えなかった」と唇を真一文字にした。
そんな長年のストレスは体をむしばんでいった。昨年6月には全身の皮膚がかぶれるなどの異常が表れ、同年10月に肋間(ろっかん)神経痛で声が出なくなり一時活動を休止。「療養期間中に自分1人だけの時間を作り、初めて自分の人生を振り返った。マズイことになっているなと気付いた」とTOSHI。すべてを清算したいと昨年10月下旬に弁護士に相談。MASAYA氏(52)に脱会の意思を伝えたという。
さらに10年間にわたり、栃木・那須でMASAYA氏と暮らし、夫婦生活の実態がなかった香夫人には昨年12月中旬に離婚調停を申し立てた。今後話し合いを進めていく。夫人や団体との関係を絶った理由を「お金の問題が大きい。返してもらいたい」と訴えた。
一方で、これまで同団体の“広告塔”として活動し、多くの人の心を動かしたことには「誠実に素直に謝りたい」と謝罪。“加害者”という意識も「持っている」と表情を硬くした。
ただ、一部ではすでにほかの団体に傾倒しているとの報道もあったが「1500%ない」と完全否定。今後は自らの足で再生の道を模索していくという。