2010年1月19日 20時29分更新
自然にある場所や素材を使って表現活動を行う「地球アート」という小学校の授業が高梁市で行われ、小学生がもみ殻を使って水田に絵を描きました。
19日、「地球アート」の授業を行ったのは高梁市の川面小学校6年生の児童21人です。
児童たちは以前、米作りを体験させてもらった福本晃雄さんのおよそ6アールの水田で、もみ殻を使って絵を描きました。
描いた絵は、世界文化遺産への登録を目指している「富士山」と、紙のリサイクルを進めるため古紙を原料に使ったノートなどにについている「グリーンマーク」、それに最近ではあまり見られなくなった地元で「アカバッタ」と呼ばれるバッタの3種類です。
児童たちはもみ殻およそ1トンを次々とバケツで運び絵の形にあわせて張ってあるビニールテープに沿って敷き詰めていきました。
そして次第に絵の形がはっきりしてくると高い場所に上がってできぐあいを確かめ、さらにもみ殻を補充して仕上げていきました。
そしておよそ2時間後、タテとヨコがそれぞれ10メートル前後もある3つの絵が完成しました。
児童たちは「とてもやりがいがあって、自分たちで作った絵だなと感じることが出来た」とか、「こんな大きなものを作れるのはこれぐらいだと思うのでいい体験が出来た」などと話していました。