岡山放送局

2010年1月19日 20時29分更新

81歳の妻 殺人未遂で逮捕


岡山市の高齢者専用住宅で89歳の夫の胸などをナイフで刺して殺害しようとしたとして81歳の妻が殺人未遂の疑いで警察に逮捕されました。

逮捕されたのは岡山市南区下中野の高齢者専用住宅に住む無職、逸見照枝容疑者(81)です。

警察によりますと、逸見容疑者は19日朝7時半ごろ、同居している夫の弘道さん(89)の左胸や首などを果物ナイフで刺して殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いが持たれています。

施設で働く女性ヘルパーが争うような声を聞いて部屋に入ったところ、弘道さんが血を流しているのを見つけて警察に通報し、駆けつけた警察官がその場で逸見容疑者を逮捕しました。

警察によりますと弘道さんは数か所を刺されていて現在、病院で手当てを受けています。

警察の調べに対し、逸見容疑者は「夫が大声をあげたりしてうるさいので疲れた。殺そうと思って刺した」などと供述し、容疑を認めているということです。

この高齢者専用住宅には、現在、20人の高齢者が入居していて、逸見容疑者と夫の弘道さんも食事や入浴などの介護のサービスを受けながら生活していたということです。

警察では職員などから話を聞いて犯行のいきさつを調べています。