野口さんがチョコレート浮かせてパクリ

　国際宇宙ステーションに長期滞在している宇宙飛行士の野口聡一さんと、北海道釧路市などの小中学生らが交信するイベントが１９日あった。

　宇宙航空研究開発機構の公募で選ばれた同市の「こども遊学館」と、陸別町の「銀河の森天文台」で共同開催。ステーションは南太平洋上を通過中で、釧路とは衛星回線で結び、さらに陸別までテレビ電話で接続した。

　午後９時すぎから交信し、計１４人が野口さんに質問。釧路市の道教育大付属釧路小１年須貝光さんが「宇宙食でおいしいのは」と聞くと、野口さんはチョコレートを宙に浮かべて見せ、顔を近づけてパクリ。会場は「おー、すごい」と一気に盛り上がった。

　陸別小６年嶋本誠さんの「１番わくわくすることは」という質問には、「アフリカやシベリアなど、地上でも簡単に行けないところの写真を撮るのが楽しい」。最後は宙返りをして子どもらを楽しませた。（共同）

　［2010年1月20日0時38分］