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肺炎から復帰できず…ミッキー安川さん死去

死去したミッキー安川さん
死去したミッキー安川さん
Photo By 共同

 テレビ番組のリポーターなどで活躍したタレントのミッキー安川(みっきー・やすかわ、本名安川実=やすかわ・みのる)さんが18日午後2時55分、肺炎のため横浜市内の病院で死去した。76歳。横浜市出身。この日はラジオ日本のレギュラー番組「ミッキー安川のオレンジマンデー」に録音で出演する予定だったが、長男のマット安川が緊急生出演で代役を務めた。

 ミッキーさんは昨年末、肺炎を患って入院。仕事は控え、治療に専念していた。

 しかし、毎週月曜午後11時30分からの「ミッキー安川のオレンジマンデー」については、番組に穴をあけるのを嫌がり、事前にトークを録音。この日はその音源で出演する予定になっていた。悲報を受けラジオ日本は、追悼番組に切り替えて対応。同局の別の番組に出演しているマットが、ミッキーさんの闘病の様子などを語った。

 ミッキーさんは高校卒業後の1952年に単身渡米。語学力や生活費で苦労しながら、アリゾナ州の大学院で貿易について学んだ。56年に帰国し、貿易商社に勤務。サラリーマンの一方で、日劇ミュージックホールでコメディアンとしての活動も始めた。59年に映画「花嫁さんは世界一」で俳優デビューも果たした。

 その後は東京12チャンネル(現テレビ東京)の「TVフォーカス」でリポーターや、日本テレビ「ルックルックこんにちは」の司会などマルチタレントとして活躍。“取材のミッキー”の愛称で親しまれ、取材対象にしつこく、鋭く切り込む“突撃インタビュー”で知られた。著書も多く、米国での体験をまとめた「ふうらい坊留学記」などがある。

 毎年12月、地元横浜のザ・ホテルヨコハマでディナーショーを恒例とし、幅広い人脈で毎回、意外なゲストが出演。「三越の女帝」と言われた竹久みちさん、東京都の石原慎太郎知事、作家の野坂昭如氏らがマイクを握り、トークで盛り上げた。

 横浜高校時代は野球部に所属し、レッドソックスの松坂大輔投手の大先輩にあたる。松坂投手を指導した渡辺元智監督とは“義兄弟”のような縁で、松坂がこのディナーショーにゲスト出演したこともあった。

 ◇ミッキー安川氏葬儀日程

【通夜】23日(土)時間未定

【告別式】24日(日)時間未定

【場所】親縁寺テンプル斎場=横浜市戸塚区戸塚町461=(電)045(864)0011

【喪主】妻昌子(まさこ)さん

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