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調査リポート

コスト削減、業務に影響? モチベーションには影響!

「即効性が高く、すぐに実行に移せる施策を実施している中小企業が多い」というコスト削減。果たして現場の業務やモチべーションにどういう影響があったのだろうか。NTTレゾナント調べ。

[鷹木創,Business Media 誠]

 新年早々「我が社もコストを削減します」という社長の訓辞があった会社も多いかもしれない。だがそのコスト削減、現場の業務やモチべーションにどういう影響があったのだろうか。NTTレゾナントは、コスト削減と働くモチベーションに関する調査を2009年12月18日〜12月21日に実施した。gooリサーチ上のネットアンケートで、社員規模が10人〜299人の中小企業に勤める20代〜30代の社員が対象。有効回答数は524人。

 2008年9月のサブプライム危機以降、NTTレゾナントでは「即効性が高く、すぐに実行に移せるコスト削減策を実施している中小企業が多い」という。例えば、カラーコピーの禁止、出力自体を抑制するなど「コピー費の削減」は58.8%と最多。残業禁止による「残業代の削減」(41.8%)や出張費やタクシー代を切り詰める「交通費の削減」(41.2%)も多数を占めた。一方、オフィスの移転や縮小といったオフィス家賃の削減は18.9%と2割以下。会社支給の携帯電話取りやめなどの「通信費の削減」(27.1%)、接待の禁止など「交際費の削減」も3割程度となった。

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 コスト削減すると業務効率はどうなるのか。「業務が非効率になっている」との回答は52.1%だったが、「非効率になっていない」という声も47.9%でほぼ拮抗。

 一方、社員のモチベーションには影響を及ぼした。コスト削減で働くモチベーションが下がると思う/大変思うとの回答は61.2%と6割を超えた。コスト削減で失ったものは「余裕」(55.9%)、「給料」(46.2%)、「会社への忠誠心」(27.7%)「社内コミュニケーション」(17.6%)、「お客様との付き合い」(17.2%)と続く。コスト削減で最も考慮してほしいのは「社員の働くモチベーション」(53.6%)が最も多く、次いで「働きやすい環境」(25.0%)、「現場の業務」(14.5%)が続いた。「コスト削減で働くモチベーションの低下や環境の変化を懸念しているようだ」(NTTレゾナント)

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