長々と旅行の話が続いておりますが、どうしても書き留めておきたいこともあり
週末バージョンで、もうちょっと続けていきます。
今晩は向こうで食べたメシをまとめてUPします。
まずは行きのブリティッシュ・エアウェイズの機内食です。
私が子供の頃、毎週日曜朝に兼高かおるの世界旅行記をテレビでやってまして
番組のスポンサーが今は無きパンアメリカン航空で、そのコマーシャルの
機内食がすっごく豪華なものに思えた記憶がトラウマのようにあるのです。
空を飛びながらメシを食べているという、ある種異常な体験をしてるワケで
僕らの感覚だとメシにキットカットがくっついてくるのは納得いかないけど、
味も含めて文句をつけるべきでは無いでしょう。
食べられるだけで有り難いと思わなきゃ。
ただ、これだけは書いておかねば。
ブリティッシュ・エアウェイズには今回都合4便乗ったのですが、
私の席の担当の客室乗務員は4便とも金髪の男だったのです。
(うち一回は毛むくじゃら)
いや〜いくらなんでもそらあかんべえよ。
イギリス版の男女雇用均等法か何だかわかりませんが、世の中には女の人に
やってもらいたい仕事というものがあるのです。
保母さんしかり看護婦さんしかりビルの受付しかり。
ほんの少しでも我々の不安な気持ちを笑顔で和らげてくれるワケですよ。
スチュワーデスなんてその最たる職業だと思うんだがなあ・・・
あ もしかして、だから安売りのチケットだったのかな??
コレはウィーンに到着して異国で初めての食べ物。
鍵子Lさんとルドルフさんに連れてってもらったカフェでのアップルパイです。
店に入ったのが夜の11時前の閉店前で、もうオカズ類は終わっちゃってまして
初めて甘いモンでビールを飲みました。
異国で、しかも初めて会う人達が前におられたので、
内心キンチョウしてて味わってる余裕なんか無かったですね。
翌朝のホテルでの朝ごはん。
ウィーンでもザルツブルグでもミラノでも、基本的にホテルのゴハンは
どこも同じです。
ミュンヘン行きの寝台車では朝メシが付きましたが、やっぱほとんど同じ。
数種類のパンとハム・ベーコン、スクランブルエッグ、サラダバーがあって
果物ジュースとコーヒー。
特に目を引くようなものは何もありません。
それに比べて我が日本のビジネスホテルはエラいよねえ。
この超アッサリ洋食コースの他に和食を食べたっていいんだもの。
私が出張する時は、朝メシにちゃんと和食の食べ放題があるかどうかって
ホテルを決める重要なチェックポイントになってんですけどね。
欧州人は朝メシにこだわりは無いんでしょうか?
不思議ダ。。。
こちらはザルツブルグについて初日の晩、鍵子Aさんと合流してLさんの
行きつけの料理屋へ行きました。
かしこまったレストランではなく、大皿料理屋とでも言えばいいんでしょうか。
お店に入ったのが夜の10時前で、もうオーブンの火を落としてしまったとかで
Lさんご推奨の焼き豚は食べられませんでしたけど、代わりに写真の煮豚と
ザワークラウトでは無いキャベツの漬物?でビールをグビリグビリ。
ああ、うんめぇ〜
私一人でも入れそうな気さくで感じの良いお店です。
日本の洋食屋も気取らないこういった店があればいいんですけどね。
翌日お昼は鍵子Aさんを強引に誘いだしての中華です。
せっかくヨーロッパまで旅行して中華はねえだろうよ・・・との思いもありましたが、
朝メシがハラ持ちしないパン食なんで、ランチはビュッフェ形式との看板に
グラグラと引かれてしまいました。
ここらへんは日本のアジア料理屋と同じ味です。安心の味。
Aさんが不思議そうに「もう食べないんですか?」と言われたけど、
こんだけ食べればそれなりにハラ一杯になると思うんだかな。
この晩もLさんの行きつけ、音楽祭の中心会場となるらしい祝祭劇場の裏手にある
女の人達だけでやっている居酒屋(と言う書き方しか出来ないよなあ)でございました。
右上のカップに入っているのは、なんとラードなのですよ。
これをパンに塗りたくって食べたり、そのパンに他に色々挟んだり。
この寒空でビールに冷たいもんかよ・・・と食べる前までは
内心おののいていたのですが(笑)これが実にオイシイ。
塩っ気がちょうどいいんですよね。
ここまでは常に人様を頼りにメシを食べておりましたが、この日から一人立ちです。
え〜ショボい写真しか撮れなかったのが残念でたまりませんが、
この店が今回の旅行で私が一番気に入ったファストフード(笑)『NORDSEE』です。
前回のスーパーの記事でオーストリアには海が無い、なんてこと書きましたが、
このお店には魚系のモノしか置いてないのです。
写真左手前がツナと野菜のぐるぐるロール巻き、その奥が白身魚フライの
サンドイッチ、右がなんだろうイワシかなあ?のサンドイッチ。
他にも沢山ガラスのカウンターに陳列されてまして、自分でアラカルトみたいにして
頼むことも出来るんですけど、そんな器用なコトは私には出来ない(笑)。
出来上がってるサンドイッチを"でぃすわん・・・でぃすわん・・・"と頼むだけで精一杯です。
事前にLさん・Aさんから"アソコはあまりお奨め出来ない"と言われてたのですが、
そんなことないってばですヨすんげーうまかったなぁーココは。
帰ってからネットで調べてみると、ドイツとかチェコにも手広く展開してるようで
魚好きな我が日本にもぜひ進出してもらいたいものです。
コレは前回書いたEuroparkの中にあるレストランです。
ここの仕組みが素晴らしいのは、この皿に乗ってるようなオカズが大皿に乗って
どぉ〜んと沢山並んでまして、そこから食べたいものだけを取り分けて
最後にレジで会計をするのです。言葉の喋れない異国人の強い味方(笑)。
まさに欧州版『めしのはんだや』ですナ。
味もおいしかったですよ。これで確か7ユーロぐらいじゃなかったかな・・・
イタリアにもこういったセルフ形式のレストランは沢山あるようで、
ぜひ行ってみたかったんだけど、重いバックパックを一日中背負ってたもんで
クタクタになっちゃって結局メゲて行けませんでした。
こちらはちょっと番外編ですが、Lさんちでご馳走になったスパです。
ワインを呑む肴が無いネ、ってコトで、チョコチョコって作ってもらいました。
左の赤いのはクスクスみたいな穀類が入ってるトマト味だったかな?
右は何だっけ?バジルか?よく憶えておりません。
人様にゴハンを作ってもらえるなんて何年ぶりのことだろうとスパを食べながら
考えたら、母親の看病をしてるときに妹が作ってくれたのが最後だろうから
そしたらもう6年も前だよ!
いや〜我ながら寂しい人生もあったもんでござんすよ・・・
さてさて、
こちらはオーストリアの大きな街きっとどこにでもあるだろうと思われるパン屋
『ANKER』でございます。
私が買ったような甘いパンがメインで、ミスタードーナツみたいなイメージですかね。
この写真を撮ったのは朝の8時頃で、皆さんここでパンを買って、
会社や学校で始業前に食べてるんじゃないかなって感じでした。
パンはおいしいんですけど、日本のと比べるとやや大ぶりかな。
他もそうですね。みんな気持ちやや大き目に出来てます。
それとどれも硬め。
オーストリアのザルツブルグからイタリアのミラノまで電車で移動しまして、
行程8時間強2回電車を乗り換えたのですが、コレはインスブルックの街で買ったパン。
私は記憶に無いけど1972年の札幌オリンピックの次が、
インスブルックだったんですよね。
うーん・・・
それなりにおいしいんだけど、そろそろ米か麺が食べたくなってきておりました。
とにかくパンが硬いんですよ。だもんでかなり食べでがあります。
こっちのキレイな娘達(みんなモデルに見えてきます)もみーんなこの硬いパンを
もしゃもしゃと食べているんだろうか・・・
このあと
・ミラノで鍵子Sさんとご一緒したスローフード本場イタめし
・ミュンヘンの街でのケバブ
・最後の晩のザルツブルグ居酒屋ごはん
の写真も撮ったのに、失くしてしまったからなぁー
ああ〜悔やむ。