このブログにコメントを残していってくれる方々は、何故か9割方女性なので
「オレも実力を出せば意外にモテるじゃないか!」と錯覚してしまうんだが、
当たり前だが通常の生活では全然モテないんである。
身の回りにいる人間は「何だブログって」という輩ばかりなので、
ネット⇒恋愛は自分の回りでは過去一例しか無い。
-----
私はこれでも自分の部下の女社員には優しいと思っている。
いくら慣れてもタメ口は厳禁だが、セクハラは絶対にしないし、誘導尋問を
すれば「yamadaさんは優しいです」と返ってくるので、きっと優しいんである。
インターネットが世の中に出回り出した頃、寿退社のコと入れ替わりに
北海道の山奥から出てきて一人暮らしをしているコが入社して来た。
彼女はスケートの岡崎朋美に似て、かわいらしい顔をしているんだが
社交性がゼロというか、とにかくおとなし過ぎてどうにもならない。
前のコがオキャンで人気があったので「随分暗いコが入ってきてしまったな〜」
と内心ガッカリしたもんである。
当時、社内でネット接続出来る端末は限られていて、
私はその恩恵に与っていたもんだから、彼女にインターネットの面白さを教えていた。
で、メールや掲示板を目を輝かせて楽しそうに見ている。
そしたら驚いたことに彼女は入社6月の餅代を頭金に、
いきなり40万円のパソコンを買ってしまったんである(Accessを自腹で買ったのにも驚いた)。
その一年後の暑気払いの後。
一緒に帰るべえ、とタクシーに乗って30分くらい色々と話をする。
彼女はシェリー酒なんて飲んだもんだから、珍しく饒舌だった。
「○×サンまだインターネットやってんの?」
「ハイやってます」
「もしかしてエロサイトとか見てんのか」
「Yahooの掲示板にハマってて、先月電話代が3万円かかっちゃいました」
話を聞くと、カラオケの掲示板仲間で毎週オフ会に行ってるという。
カラオケ好きは知っていたが、このおとなしいコがオフ会に行ってる!
ということに驚いた。今までで一番楽しい、とまで言う。
私はオフ会なんてものに行くのは、牛乳瓶メガネのひょろひょろパソオタか
アニメ大好き脂汗デブ野郎しかいないと思ってたから、その話を聞いても
余り良い印象を受けなかった。
その一年後・・・
彼女はそれまでも休みが多くて、何回か注意していた。
私が遅刻した時に机を見ると今日も来ていない。いい加減にしろ!と思ってたら
上司に別室へ呼ばれた。私がいないから直接電話で話しをしたらしい。
なんと妊娠してしまった、というんである。
おぉ遂にパソオタかアニメデブにやられてしまったか!
とりあえず話しを聞かなくては、と彼女の自宅へメールを入れる。
返信に体調が悪いからしばらく休む & 来てもらうのなら来週にして欲しい &
本当にごめんなさい、とある。
二年も机を隣にして仕事をしていれば、やはり情はうつる。
パソオタorアニメをとっちめてやらなければ、という思いと、
そいつに生活能力が無ければオレが援助でもしないとアカンのかな、という思いが錯綜する。
翌週日曜日に彼女の部屋がある調布へ向かう。
一人でいると思ったら彼が来ていた。ここで私はまた勝手に驚くんだが、
パソコンでもアニメでもなく、体つきがいい好青年タイプなんである。
「この度は私たちのことで迷惑をかけてしまって本当に申し訳ありません」
いきなり腰が低いので、こっちも拍子が抜ける。
私「出来ちゃったものは仕方無いけど、ちゃんと責任は取るんだろうな」
彼「はい。来月には籍を入れようと思っています」
私「働いてんのか。学生じゃねえだろうな」
彼「社会人です。まだ3年目ですが」
私「ちなみに何の仕事してるんだよ」
彼「XXXX庁に勤めています」
私「・・・は」(ここで一気に汗が出る)
彼「と言っても今はXX省に出向してるんです」
私「あのぅ・・・お仕事は結構大変なんですか」
彼「毎日午前様です。週末は彼女がいるので必ず休むようにしています」
私「あのあの私で手伝えることなら何でも言って下さい」
(この間、彼女は下を向いてずっと笑っている)
またまたまた驚いたが、彼はなんとスーパーエリートだったんである。
彼女の両親も、この出来ちゃった結婚に相当喜んだらしい。
この後、官舎に入る手続きとかで彼とは何回か話をしたが
「ですます」口調になっている自分が情けない。
真面目なコだったから多分シアワセに暮らしていると思うが、元気だろうか。
この頃、流行っていたのがジャネット・ジャクソンのベスト盤なんである。
(強引というか相当苦しい展開)
・・・と思って発売日調べたら全然違うわ!アレ〜おかしいなー
ここまで打ったし、ま いっか。
-----
ジャネット・ジャクソンは“Control”の大ヒットからずっと聴いている。
信じられないが、あれからもう20年近くも経っている。
今年始めにオッパイポロリ事件があったらしいが、そんなコトに興味は無い。
どのアルバムも金と時間をかけ、最高のスタッフを集めてるだけあって、グレードが高い。
アルバムは最新作を除き全部持っているんだが、このCDは♪Runaway が聴きたくて買った。
ラストに入っている♪Twenty Foreplay は実を言うと、ずっと聴いてなかった
(だから年代を間違えてるんだな)。
輸入盤しか買わないのでCDを見ればわかりそうなもんだが「24プレイ」と勝手に
思い込み、アメリカの四十八手みたいなエロソングだと思っていたんである(マジ)。
ジャネット・ジャクソンには名曲が多いが、この歌が一番好き。
曲途中の(ブリッジっていうのか?)
♪Wine and candles puts us in a sexy mood
から
♪That 's when we get to it Close our eyes Feel our our way through it
に切り替わるところがカッコいい。
-----
ネットの「出会い系」なるものに、長い間興味を持っている。
色んなブログを見ていると、ウマくいってるケースも多いようである。
ただアレには自己紹介が必要である。
私の場合、特技も取り得も自慢出来るものが何も無い。
入り口のところで何年も躊躇しているんである。
「もうすぐ40になっちゃうんで、誰か何とかして下さいヽ(`Д´)ノウワァァン!!」
とか書けば何とかなるもんだろうか。