2006年02月18日

男子複合「担々麺」タイムトライアル

おとといはブログサーバの不調でUP出来ず、昨日は仕事帰りに所属する部の野郎7人で
焼き肉を食ってきました。
7人中、一人だけでも焼き肉を食べにいくのは私一人だけでした(笑)
そっかな〜?気兼ねしないで自分の食べたいものだけ頼めていいと思うんですけどね。

それなりにヨッパらって帰ってきましたんで、今朝起きたのは8時過ぎ。
ピーナッツバターのトーストを食べて、新聞を読みながら風呂にぼーっと入って
昼メシは先日のトルコピザを作ったときの残りの小麦粉を使おうと考えました。

残念なことに今回のオリンピック、ニッポンは大変不調です。
昨晩の飲みでもメダルはゼロだろう、との意見が大半でした。
ここはせめて私が頑張らねばと、2時間以内に担々麺を作って、かつ、洗濯を終わらせて
しまおうという荒業に挑むことに致しました。



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毎度の逆光写真で何が何だかよくわかりませんが・・・
スタートは11時50分。
薄力粉と強力粉を同量100グラムづつ、塩と水を入れてボールでこねます。
ウー・ウェンのレシピによれば「手につきにくくなったら一つにまとめ」とあるのですが、
10分こねても全然手につきまくりです。
今回はいつもと違って時間の余裕はありませんので、テキトーなトコで切り上げます。



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麺の素を1時間寝かしている間に洗濯の開始です。
私は週に一度以上洗濯をしたことはありません。
シャツとズボンは全部クリーニングだし、下着と靴下は毎日変えていますが、
寝間着ジャージは冬の間は2週に一回も洗えば充分なのです。

洗濯機を回している間にヨーカ堂へ買い物です。
証拠を取るためにデジカメを持っていきましたが、さすがに撮ることは出来ませんでした。



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んまぁ・・・メシの写真が多いブログにこんな写真を載せることも無いのですが(笑)
買い物から帰ってきて洗濯物を干して、ちょうど1時間経過。複合競技一つ目クリア。
予想通りの展開ではありますが、油断は禁物です。

豚コマ100グラムを叩くように小さく刻みまして、下味のショウガ汁に漬けておきます。



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はて、左の写真は何を作っているんでしょう?
一味唐辛子大さじ×2に水を大さじ×1で溶きまして、ゴマ油大さじ×4で炒める。
なんとこれで自作のラー油が出来るらしいんですナ。
私の先祖は絶対にコリアンだったろうと思えるほど私は辛いモンが好きなので、
唐辛子は大目に大さじ×3にしておきました。

ショウガ汁に漬けておいた肉はショーコー酒とショウ油で炒めます。いいニオイ。

・・・とまあ、ここまでは料理が趣味なんて言ってる週に一度しか作らないお父さんでも
カンタンに出来るワケで。
ここから先が長年一人で作り続けた匠のワザが必要になってくるのですよ。



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・・・とエラそうに書くことも誰にでも出来ます(笑)

最初のこねるのに手を抜いたせいか、1時間置いておいてもフニャフニャ状態なもんで
前にパスタを作ったときと同じで、包丁を入れた麺がひっついてしまうのです。
ここらへんまな板が見えなくなるぐらい打ち粉をすればある程度は解決出来たかもですが
狭いちゃぶ台の上でやってますんで、そんなことしたら部屋中粉だらけになってしまいます。

結局1/3は団子状態に戻ってしまったので捨ててしまいました。
イヤ〜やっぱ麺作りは難しいですよ。
買えば1玉100えんもしないんですけどネ(笑)



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さて、残る時間は10分となりました。
ゴマを買い忘れたので賞味期限を半年過ぎたチーマー醤と、ウマそうに炒まった肉の餡と
自作のラー油をたっぷり丼に入れておきます。

以前のブログからこのキティちゃんのスプーンを愛用しておりますが、なんでもコレを
見て私のことをロリコンとか書いてるヤツがいたらしい。
ま 当たらずも遠からずってトコでしょうか(笑)

一応自分の名誉のためにも書いておきますが、こんなもん自分で買うワケないじゃない。
私の母親が遊びに来る姪のために買ったもので、スプーンなんか滅多に使わないし
サイズも手頃でちょうどいいので使い続けているだけです。

汚いガスコンロが丸見え状態ですが、目標の2時間以内になんとか完成いたしました。





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レシピ本によりますと−

『タン(担)は「かつぐ」という意味です。
それもそのはず、本当は屋台というより担ぎ商いのウドン屋さんのメニューです。
効率よく商売するには、少し食べただけで充足感があるように工夫する必要がありました。
椀に辛いソースを入れ、そこにゆでた麺を入れるだけのシンプルなものです。
(中略)
真っ赤な唐辛子ソースで味わう麺は一椀で汗をたくさんかき、後がすっきりという、
いかにも四川省生まれらしい麺です。』


にゃるほどねえ。
なかなかオイシク出来上がりましたけどね。
食べてもう6時間以上経つというのに未だに胸やけが・・・



posted by Saxman at 20:31 | Comment(0) | 日記

2006年02月12日

「秘湯一泊の旅」終了報告

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えー

早くも2日が経過してしまい、今思うと何だかマボロシのようではありますが、
おととい・昨日と栃木県は鬼怒川温泉のずーっと先、奥鬼怒温泉郷の『八丁の湯』という
温泉へ行ってまいりました。
この温泉のことはここらへんに詳しいことが書いてあります。


オリンピック開会式の録画をセットして、家を出たのが朝9時半前。
バス・西武線・地下鉄と3回乗り換えて、東武線の北千住に着いたのが11時。
ビールを買い込んでプシッの儀式は忘れず、鬼怒川温泉駅に着いたのが午後1時過ぎ。
ここから終点の女夫渕温泉まで、更に村営バスに1時間半も乗らなければなりません。

バスの中の乗客は30名弱ぐらい。女性比率は7割といったところでしょうか。
異性比率が高いのは好ましいことではありますが、平均年齢は私の見立てで65歳(笑)
私が一番若いことに間違いはありません。
考えてみれば、平日にこんな遠くの温泉までノコノコと来れるのは、一線をリタイア
された方ぐらいしかいないのです。
万が一の可能性として「おニャンコクラブの同窓会でもやってたら混浴はどうすれば・・・」
などと、心配というか淡い期待はこの時点で見事に消え去ってしまったのでした。

なあに私は「秘湯」に入るために遠路遥々来たのです。
女のことなんぞ構ってはおられまい。



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鬼怒川温泉駅周辺にはどこにも雪が見当たらず、ややもガッカリしましたが、
今宵泊まる宿『八丁の湯』は標高1400メートルの地にあります。
バスの終点 女夫渕温泉に着く頃には、回りの景色は真っ白になって行きました。

バスを降りると事前に入手した情報と違い、宿のマイクロバスが停まっております。
一瞬「時間がもったいないから乗ってくかな・・・」との思いはよぎるも、一体何のために
ここまで来たんだ男ダロ〜!と軟弱な考えは捨て去り、雪道を歩いて行くことにしました。

ここから先は環境保護とのことから、一般車両は入ることが出来ません。
宿までは林道が一本あるのみで、遊歩道は積雪のため通行禁止になっておりましたもんで
タイヤの後を踏みしめつつ、雪道ハイキング?スタートです。



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上記しましたように一般車両が入ってこない道路なので、かつ、平日にこんな雪道を
歩いていく愚か者は他におりませんので、音痴な歌を歌いながらの歩きもいい気分♪

ああ!何も遮るものの無い青空を見たのは一体何年振りのことでしょう。
会社への往復の日々の中では、決して見ることの無い景色です。
ちなみに右の写真の上にポチッとあるのは、レンズの汚れではなくお月様。

段々と日が落ちてきて、運動不足のため足もかなり張ってきて、もしかしてこのまま
遭難したりなんてねえだろうな、と不安に思い始めた頃、ようやく宿に到着しました。
時刻は午後4時45分。
ネットには徒歩1時間強と書いてあったトコもありましたけど、雪道だし
結局2時間近くもかかってしまいました。



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こちらが「日本秘湯を守る会」の宿『八丁の湯』です。
歩いて10分弱の場所にもう一軒宿がありますが、回りには民家などありません。
入り口である本館は昔の宿の佇まいなものの、私が泊まったログハウス群は新しくて
部屋の中も16畳もあって、かなりいい感じです。儲かってるんでしょうナ。

到着早々晩メシの時間を訊ねると「5時半からなんですよ」と驚くべき答え。
これは早くせねばアカンと、一服してからダッシュで露天風呂に向かいました。



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露天風呂は4つありまして一つは女性専用、残るは混浴なのですが、
雪のためか一つは塞がっており、入れたのは二つだけでした。
行きのバスの乗客(それでも半数は途中で下車)から、混浴風呂は姥桜のヌードを
見なければならんのか、と半ば諦めにも近い覚悟をしておりましたが、
ありがたいことに誰一人おりません。
ひゃ〜こいつぁラッキー☆

左手の写真の奥にある脱衣所から、やや小高いトコにある露天まで素っ裸で走ります。

うううぅさみぃさみぃ死ぬぅぅ → どっぼぉ〜ん → ひょ〜っ気持ちええわぁ〜

2時間弱の雪道行もコレで全て報われた感じ。
まさに極楽ですよ極楽。



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左はもういっちょの露天風呂です。夕方5時を過ぎているのに雪明りで明るいです。
こちらにも誰もおりませんでした。いいぞいいぞ〜

右は翌朝に撮った内湯です。
あまり広くはないものの、いかにもひなびた温泉に来た感じでこちらもいい気分。
ただですね窓が開けっ放しになってるんで寒くて寒くて。



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さて、旅の楽しみと言えば、やはりメシでござんす(左は晩・右は朝)。
事前にメシは質素であるとのネット情報から期待はしておりませんでしたが、
事前情報のとおりでありました(笑)
ま でも、麓の町から車で2時間もかかる山小屋のような場所にいるのです。
暖かいメシが食えるだけでも有り難いと思いませんとね。

いやいや充分にオイシイのですよ。
山らしく鹿肉のルイベとか鴨肉鍋とか川魚(何だろう?)とか。
多分ですが、客層を考慮してのことなのか、私には絶対的に量が少ないのです。
それと晩メシが5時半からと言うのも・・・(笑)

通いの人もいるのかもしれないし、この一般生活じゃあありえない早い時間のメシは
従業員の方を考えてのことなんでしょうね。
一人メシを食いながら、この人里離れた山奥で働かれている方々は、何を考え
どういう人生を過ごされているんだろうかと、ずっと考えておりました。

ビール大瓶一本飲んで、もう一度風呂に入って、歩き疲れもあるしパソコンも無いし
8時に就寝。これはこれで贅沢というものです。



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翌朝は5時頃起床。オリンピック開会式を見ることが出来ました。
私の事前予想通り最終聖火ランナーはやはり女性でしたね。
それにしても聖火台へ火が点るまでの仕掛けの凄かったことよ!

窓を開けると雪が降っておりました。
さすがにコレじゃあ歩いて帰れんなあと、帰りはバスに乗っていくことにしました。

さあ、もう一回風呂に入るぞ〜



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朝の露天風呂から見た景色です。
湯の花が空から降ってきてるみたい(笑)
気持ちイイですよ〜

10分も浸かっていると、髪の毛がパリンパリンに凍っております。
頭からザブンと浸かって、これまたイイ気持ち。

私の他にも10人ぐらいお客さんはいたのですが、うまい具合に時間がぶつからず
お風呂は夜も朝もずっと貸切状態でした。



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最後に一番キレイに撮れたかなーって写真です。
コレは露天風呂から見える正面の景色。夜になるとライトアップされるんですね。
どうだいいいだろ〜!と、本人はかなり悦に入りながら書いておりますが、
見てくれている人は、新婚旅行のビデオを見せられてるようなもんかもしれません。



帰り鬼怒川温泉駅に着くと、昨日乗ってきたバスに乗り込む若い娘たちがチラリホラリ。

むむむむむ・・・
一日来るのを間違えたかぁ〜





posted by Saxman at 00:00 | Comment(0) | 旅日記

2006年02月04日

パンのはじまりはメソポタミアから

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まずは材料です。

・パン生地

強力粉・薄力粉・ドライイースト(また捨てるんだろうなあ)・塩

・トッピング

エビ・ホーレン草・シータケ・パセリ・トマト(いなげや5ケ298えん安い!)
作ってる途中で買いに行った白ワイン(エビを煮るためです)・チーズ。

レシピによればフェタチーズなるものを使わなければならないのですが、当たり前ですが
ウチの近所ではそんなもん売っておりません。
昨日も高田馬場の大丸ピーコックを覗きましたが、置いてあるのはヨーロッパのオサレ系
チーズだけでした。まぁそんなもんだよね。
羊乳から作るかなり塩気が強いもんらしい。ふーん一度食べてみたいもんです。

なのでチーズはありきたりのモノになりました。
それでもネ一応400えん台の高いヤツを買ったんです。



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毎度の粉シリーズでっす。
普段の仕事が事務職なもんで、こうやってモノを作っていくのは本当に面白い。
レシピ通りに40度のお湯でこねていきます。
さすがに温度までは測りませんでしたが、過去に粉モノをやったときはお湯を使ったこと
なかったけど、一体どんな違いがあるんでしょう??



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エンヤコラセとかたまりにした元粉を醗酵させます。
ボールに入れラップをかけて、またまた40度のお湯につけること約1時間。
朝メシの洗い物が一緒に写っているのはご愛嬌ってことで(笑)
白ワインとスポニチをコンビニに買いに行けば、あ〜ら不思議。
大きくなってるじゃありませんか!
他の食べ物でもこの手使えないですかね・・・



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1時間も置いたので、さぞや固くなってんだろうと思いきや、まだまだ全然柔らかくて
ボールにへばりついております。この時点でなんとなく失敗の予感。
レシピに「柔らかいけど心配することはありません」とか書いてあればいいんですけどね。

大きなカタマリを、前にピーチパイを作る時に買ったヘラで3つに切り分け、
両手間でぱふんぱふんと空気を抜いていきます。これも楽しいところ。
大きさが均等で無いのは、私がいかにセンスが無いかを証明するものであります。



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いつものちゃぶ台に打ち粉をして、麺棒で伸ばしていきます。
ウマいパンは出来るし、ちゃぶ台もキレイになるしでお得な気分♪

1時間半前までは粉だった物体にトッピングしていくと、おお!いい感じです。
オサレですよオサレ。赤・黄・緑と彩りがキレイですよね。



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さてさて、
ここまで来たら後は焼くだけと、実は全然カンタンだったのでした。
30年モノのオーブンを引っ張り出しまして、焼くことたったの10分です。

この前にオーブンを使ったのは昨年8月にピーチパイを作ったときでした。
そのとき私は恋をしていたのです。
彼女に見て笑ってもらえればと一生懸命作りまして、実は実は彼女と私にしかわからん
恋のメッセージも盛り込んでおったのでした。
しかし結果は見事に玉砕(笑)

あれから心ときめくことが一切無い暗黒生活に再び舞い戻ってきましたが、
せめてせめてせめてもう一度。
神様おねがい Give me one more chance!



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時間をかけて料理をするのは楽しいものです。
けれども何年やっても全然楽しくないのが後片付け。
来週末からトリノオリンピックが始まりますが、12年前のリレハンメルのときは
エコ五輪ということで、選手村の食器類はジャガイモとかから作ったものだったんですよね。
(違ったかな・・・?)
ウチの食器もねェ。作ったあとはお湯をかければ無くなるとかだったら便利なんですけどね。



えー、長々しく書きましたが、今回は大成功です!



出来上がり〜♪
posted by Saxman at 21:11 | Comment(0) | 日記