2007年11月24日

昨日は『外語祭』へ行ってきました。

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私が昨年、今住む街「府中」へ引っ越してきたのは、

・街に緑があること。
・街に複数のスーパーがあること。
・街に映画館があること。

といった条件をクリアした他に、

・市内に大学があること。

が大きな理由としてあげられます。


街に大学があると無いとでは、街の雰囲気が全然違います。
やはり街中に若者が多いと街も生き生きしてくるようで、
遅い時間になっても歩いてる人は大勢いるし、
それに年齢は違えど一人で買い物をしてる人たちも多いですしね。


10年以上前に小金井市に私が初めて部屋を借りたとき近くに大学があって
そんときからずっといいなぁと思ってますねえ。


で、今借りている部屋の近くには農工大がありまして
(駅とは反対側なのであまり行くことは無いけど)、
昨日は府中市内にあるもう一つの大学
「東京外国語大学」の学園祭へ行ってきました。



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学園祭なんてそれこそ小金井に住んでいたときに近所だから行ったぐらいで
とりたて行きたい理由・行かなければならない理由も無いんで、
私の人生には関係ないもの、となっていました。

それが3日前にもったいぶって書きましたが、たしか今年の正月休みに

『@nifty:デイリーポータルZ:ここ日本じゃないのかも、という学園祭』

を読んで「こりゃあ面白そうだ。えええっ!近所だ近所だ絶対に行くぞ!」と
一年近くもの間、いかにも私好みなこの学園祭をずっとずっと楽しみに待っておりました。

少しでもハラを空かしてって晩メシの分も合わせて食ってこようと
朝メシはホンのチョコッとにして、外語大までは初めてではありましたが
寒い中ウチから1時間かけて歩いていきました。

ひゃー
中は人でいっぱい。大盛況です。



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一箇所で世界中の珍しい料理が食べられると大きな勘違いをしてまして、
いやいやそれはその通りに食べられるんですけど
いくら本場の留学生たちが一緒に作ってるといっても
所詮作っているのはまだまだ世の中を知らない学生たちです。

調理器具だってママレンジに毛の生えたようなもんだし、
なんたってプロじゃないから段取りが悪くて
人気がある店は作るのが全然追いつかないで大行列です。


それでも
専攻している外国語の国の民族衣装を着た学生たちが

「ドイツ料理はいかがですかー」
「スペイン料理はいかがですかー」
「ポーランド料理はいかがですかー」

などと呼び込みをやってる姿はとっても微笑ましい。
食べ物も比較的安価なので近所の子供たちも大勢来てて
お祭りの楽しい雰囲気を醸し出しています。

そう、すっごく良い雰囲気なんですよ。



では私が食べた料理をUPしときます。



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まず一番最初に食べたラオス料理。
左側の挽き肉炒めゴハンは多分誰でも食べられるように本場モノと比べて
多分辛さを抑えてるんだろうな、ってな味。
右の麺はスープがぬるくてこれはけしからん(笑)
見た目と違って全然辛くありません。上にキャベツが載っています。

けど
ラオスの勉強をしてるだなんて日本でもあんまりいないだろうに
見た目じゃわからんけど立派な青年達だな・・・
なんて料理接客をしてる若者たちを見てオジサンは思うのでした。



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続きましてはモンゴル料理。
端正な顔立ちの(多分)留学生が民族衣装で接客をしてまして
つい先日見た映画「アヒルと鴨のコインロッカー」を思い出す。
映画はモンゴルじゃなくてブータンからの留学生でしたけどね。

透明フォークの下にあるのは、うーんなんだろう水餃子みたいな
肉を粉モノで包んだモノ。
右の検尿カップのようなものは「アルヒ」なるモンゴルのお酒です。
40度だそうで、昨日みたいな寒い中外で飲むにはいいかもね。



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大行列状態だったアラビア料理。
なぜだか私が食べたのは第三世界の国の料理ばかりでした(笑)

ホントはもっともっと沢山食べる予定をしていたのですが
「上の二つを一つずつ下さい」と言ったつもりが、目の前の留学生は
「全種類を一つずつ」と伝えてしまって、ありゃりゃりゃ・・・と思ったものの
まぁお祭りなんだし目くじら立てることも無いしね。

下敷きになっているマッシュポテトもどきをパイ皮で挟んで焼いたものと、
その上にある多分クスクスのデザートでお腹いっぱいになってしまって
お昼ゴハンはこれにて終了。

奥の右手の緑はレバノン産のビール。
こんな機会でも無いと飲むことは無いよね。



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それにしても随分と立派な大学です。
半年前まで学食を食べに毎日忍び込んでいた会社ソバの大学に比べたら
もう広さはケタ違いですよ。
学食大学は入り口に常時ガードマンが立つようになってしまいましたが、
ここはそういうの一切無さそう。オープンな感じです。

自分がもし中学生の頃にでもこの学園祭に来てたら
もしかしたら入るために頑張って勉強してたかもしれないな、
なんて高卒ゆえ大学にコンプレックスのある私は思うのでした。

もしタイムマシンに乗って時間を戻せるのなら・・・なんて
後ろ向きなことばかり考えてもしょうがないので、
いずれ会社を卒業する日が来て、そのときにわずかでも蓄えがあるようなら
それから大学へ行くのもいいかもしんない。

社会経験を充分に積んだ上で
自分の興味のある道を時間を気にすることなく勉強する。
仮に学生扱いはしてくれなかったにしても
聴講生とかそんなシステムは無いんだろうかね。


けどなぁ〜
60を過ぎたオジサンが教室の片隅にいつも一人で座ってたら
イジメられちゃうかな?(笑)






posted by Saxman at 10:48 | Comment(0) | 日記