友遠方より来る
神戸から友来たる。人生の先輩。
館にあるフランス料理を味わい、堪能。マダムトキの三十年目の集大成が味わえるこの12月は格別です。念入りにジビエの入ったコースを選びます。
席、サービス、ポーションともに五つの星、ハウスワインはコース料理の力量に合わなかったためお勧めしにくく、星は無し。clubでフレンチエレクトロニカ、スパンクロックを浴びながらシャンパンの飲み直しする流れに。
友は風のようにまた去りぬ。
手を振っていつまでも見送る。
クリスマスのメニューになるまえのこの時期のレストランが好きです。
そこには12月の、寒い海からとれる魚や、森の狩りの恩恵に授かるご馳走。それに、色とりどりに支度されたデザートの軽い甘さや、焼いた果物の濃厚な舌触り。キメこまやかに練られた生クリームの確かさ。アメ細工の塔。マシュマロのミントやらの伝統的なフランス菓子の洪水が楽しめ、マダムトキでの館のひとときに、胸が澄み渡る感動を覚えたのでした。
料理はヒトを幸せにします。