ダイキ工業より発売されたリアルアレンジ003 セイバーです。
発表されてから楽しみに待っていた大型フィギュア。
ダイキの大型フィギュアは大抵外れが無いので今回も期待していたのですが、期待通りの完成度でご満悦。
リアルアレンジということでかなりクセのあるセイバーさん。
そのスケールと相まって存在感がとても凄いです。
なおダイキのHPに鎧等は着脱仕様ではなく接着されておりますとありますが、脱がすことは一応可能です。
但しその際は自己責任で。
メーカー | ダイキ工業 |
原作 | Fate/Stay night |
商品名 | リアルアレンジ003 Fate/stay night セイバー |
発売日 | 2009.12.25 |
スケール | 1/4 |
材質 | PVC, ABS |
原型師 | 唐詩郎(コブラ会) |
定価 | ¥28,350 |
本レビューは性的描写を少なからず含むので、
18歳未満の方、及びそういったものに嫌悪感を示す方は閲覧をご遠慮ください。
※製品そのものはR18ではありません。
以下詳細です。
非常に大型なパッケージ。
正直、ALTERフェイト(真ソニック)が可愛く見えます。
しかも重さがハンパ無いという。
Amazonで発送重量が2.7kgとなっているあたりで察して下さい。
1/4という大スケール、その大きさであることの説得力を持つ造形、何もかもが圧倒的です。
「Real Arrange(リアルアレンジ)」とは?
キャラクター設定に似せるだけでなく、リアル造型を追及して、
「現実の世界にキャラクターが人としていたら」を形にしていく。
ダイキ工業HPより
シリーズ名に恥じない完成度です。
サンプル写真と比較するとカリバーン(エクスカリバーと差替可)を構える右手の角度が変わっています。
個人的には製品版の方が好みなのでおっけーです。
ポーズ変更により、構えたカリバーンと目線が一致するように。
凛とお美しい騎士王です。
力強い後姿がとても素敵。
ポーズ変更による弊害は、場所をとるようになったこと。
明るめの青に金属感たっぷりな銀色の甲冑がとても映えます。
やや濃いめの造形ですが、このサイズとなると違和感ないですね。
好みは分かれるところだと思いますけれども。
とても唐詩郎氏らしいお顔。
確かに実在するならこんな感じになるんだろうな、という説得力があります。
引き込まれるような眼力に凛々しい顔立ち。
唇元の造形が特に凄いです。
ちょっと丸めなお鼻が気になりました。
セイバーのトレードマーク的なアホ毛もしっかりと。
重厚感ある胸当て。
装飾はシンプルですが、金属光沢を上手く表現した塗装が三次元曲面にとても栄えます。
甲冑が惚れ惚れするくらいカッコイイです。
凝った装飾のGift版も好きですが、シンプルで重厚感のあるダイキ版はもっと好きです。
手甲凄ぇ・・・
前垂れは内側にプラ製の支柱が入っており、靡いたさまを維持してヘタレないようになってます。
スカートの裾がもう少し薄いくてシャープだとなお良かったですね。
スカートが大人しいせいか、後姿はシンプルな印象。
とても力強く、頼もしい背中。
スカートの内側はとてもシンプルなつくり。
ですがズボンはグラデかかってしっかり作られてます。
脚甲も隙無しです。
自重を支え、ヘタレを防止するためにスカートを支える支柱が付属しています。
確かにこのサイズともなるとABS芯や金属棒で何とかなるとも思えませんしね・・・
細かな装飾も再現されたカリバーン。
これだけで30cmあります。
エクスカリバーも付属し、持ち替え可能となっています。
この視線がたまらん。
こちらも前長30cm刃幅2.5cmというトンデモサイズ。
エッジはシャープに仕上げられているのでペーパーナイフとしても十分使えます。
寸法比較
Gift版セイバーが1/8、ダイキ版が1/4となる訳ですが、とんでもないサイズ差ですね。
しかしながら濃いアレンジされたセイバーさん同士ですなぁ・・・
さて、冒頭でも述べました通り鎧等は着脱仕様ではなく接着されております。
しかし元となっているキットはキャストオフ可能な仕様。
接着されていても中をオミットしているなんてことはないよな・・・。
と思ってたら、moeyo.comさんのところに丁寧に脱がし方が。
心置きなく脱がすことができましたとさ。
繰り返しますが脱がす時は自己責任で。
ズボンスタイル(ヘソだし)セイバーさん。
ズボンの上部にやや違和感ありますが、これはこれでアリかと。
脚甲カッコイイ。
で、以下がフルキャストオフ。
もちろんR18です。
ここまで綺麗に脱がせられるとは正直思いませんでした。
裸身は成型色ままで塗装もされておりませんが、造形としては十分過ぎるくらい。
引き締まった身体がホント凄い。
製品は完全に無塗装の裸身なので乳首は自分で塗りました。
顔つきだけでなく、体つきもとてもリアルな感じです。
脱いでも凛々しく、なんだか妖しい雰囲気も。
腹部周りが凄いです。
あと、この肉付きだと控えめな乳房にも説得力があります。
そんなところまでリアルだとは。
脱いでも背中の力強さは変わらず。
むしろ脱いだ方が力強そうな気が。
背筋が凄い。
ゴツイ手甲や脚甲はそのままですが、その状態で違和感無いマッシブさ。
非常に好みは分かれると思いますが、自分はこの造形、この立ち姿はとても好きです。
カリバーンだけが妙にアニメチックに見えます・・・
脱ぐと一転してゾクリとするような妖艶な表情に。
彫刻的な芸術のような、そんな凄さがあります。
ツンと上を向いたやや小振りな乳房。
肌は成型色そのままなのでテカりが少々気になるかも。
乳首はパステルで淡く色付けてます。
脱がさないと見えないところがとてもリアルに作りこまれてます。
やや大げさな気もしますが、これくらいの方がメリハリあっていいのかも。
脱がすこと前提で作られたとしたらこのボディはもっと凄いことになっていたのでしょうね。
勿体無いと思う反面、仕方ないとも思ったり。
ボディの塗装行程をオミットしてこの価格ですからねぇ・・・
しかし、小振りながら主張の強い乳房ですな。
最もマッシブな表現な背中。
打撃筋かよw
シャドウ入れて立体感強調すると凄いことになりそうです。
しっかりと掘り込まれたスジ。
ここは流石にリアルから一歩引いた造形となってました。
凄いことには変わりありませんが。
ここもやや寂しかったので、パステルでシャドウ入れて製品より強調しています。
深くしっかり掘り込まれたスジ。
・・・シャドウ入れたのは少しまずかっただろうか・・・
お尻側からもクッキリハッキリとスジが。
リアルアレンジ凄ぇ。
写真撮る前にシャドウ入れたことを少々後悔しています。
製品版はもっと大人しいのですよ。
載せててちょっと不安になってきた・・・
以下適当に。
脱がさなくても十分な出来です。
久々にダイキの大型モデルを買いましたが、やはり満足感は他と一線を画していますね。
2008年に発売されたセヤダタラも超絶ボリュームに凄い完成度でしたが、このセイバーも十分負けてないです。
ただ大きいだけじゃなく、その大きさを生かした作りこみやリアルな顔つきなど、
大きいならではのメリットを十分に生かしているのではないかと。
いや、全高375mmの存在感はホント凄いです。
また接着されているため強制キャストオフとなってしまいましたが、隠すのが勿体無い裸身も見事でした。
こりゃ確かにキット版を知ってる人はこれを望みますよね。
ただ局部的なプチ塗装はしない方がよかったかなぁとやや反省。
折角隠していたのに・・・ね・・・・。
大きさと値段ゆえ、独特な造形による好みなど、色々あると思うので気軽にオススメなんて言い難いのですが、
個人的にはかなり大満足です。
2009年のベストフィギュアに入れ損なったのが悔やまれます。
以上、ダイキセイバーでした。
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