■軍事を語らずして、日本を語るなかれ!!■
2010-01-19 インディオの呪術師に学ぶ
■インディオの呪術師に学ぶ
ブログで入院を知った方々から、丁重なお見舞いの言葉を戴き恐縮している。年相応の回復力を示しているからどうかご安心戴きたい。
それにしても、この二週間でたまっていた郵便物や資料などが、紙袋二つ分あるのでその整理に追われている。小沢氏の秘書の手元にある“紙袋”だったら、きっと中身は5000万円の札束だろうに、私の場合は葉書、手紙、各種資料と催し物の案内だから情けない!もちろん驚くような資料が大半なので、値段はつけられないものもある・・・例えばこんな具合である。
≪イージス艦あたごの建造を定点観測した中国スパイの写真の一部≫
小沢さんの進退は今後面白くなってきた。ウソがウソを呼んで、ご本人自身がどれが本当だったのかわからなくなってきているのではないか?
そう思っていたとき、17日の産経29面を読んで大笑いしてしまった。
「豪腕の威光」という連載ものの2回目だが、世田谷の自宅における小沢氏と秘書達の生活状況がこんなふうにリアルに描かれている。
≪「おはようございます」
午前8時、・・・自宅のリビングルームに姿を現した・・・小沢一郎(67)に秘書と書生が恭しく近づいていく。
朝風呂を浴びた小沢が湯上りの血色肌をあらわにしたまま椅子に腰掛けると、3人ほどの書生が取り囲み、手に持ったうちわでいっせいにあおぎだす。専用のうちわまで用意されており、秘書たちは毎朝、うちわで“師をあおぐ”のが日課なのだという。
その中に、当時私設秘書で、逮捕された民主党衆院議員、石川知裕(36)の姿もあった。
「先生は喉が弱いからクーラーが嫌い。だから汗が引くまでうちわであおいでいた。まるで王様だ」
数年前まで小沢に仕えていた元秘書の一人はこう振り返り、「政治を学んだことは一度も無く、ただの召使みたいなもんだった」と語った。
秘書達の朝は早い。下積みの書生との違いは「秘書の名刺を持っているかどうかだけ」(元秘書)。午前5時から素手で庭の草むしりを始め、それが終わると朝食の準備、配膳までこなさなければならない。
大手ゼネコンが立てた立派な鳥小屋の掃除と世話、小沢の家族全員分の洗濯にぞうきんがけ・・・。
「草むしりもしないで人の上に立てるか」
小沢はよくこう語っていたというが、元秘書は「そう言いつつ、自分の息子たちには雑用や家事手伝いをさせたことはなかった」と指摘した(以下略)≫
いまや21世紀の時代である。小沢さんが、秘書達に1000日行をさせるのはかまわないが、何か異次元の世界、そう、いつぞや一斉を風靡した感があったオウム真理教とやらいう宗教まがいの「国家転覆テロ集団」が富士の裾野の村に建設していた“サティアン”を思い出す。何のことはない、九一色村を世田谷に造っただけではないか!
元秘書が言ったように「まるで王様・・・」それもまさに≪裸の王様≫そのものである彼だが、はたしてご自身は「草むしり」をした経験はおありなのだろうか?
秘書も秘書だ。うちわあおぎと草むしり、雑用と配膳をしただけの『召使』経験だけで、36歳で衆院議員になるのだから・・・。
日本の政治家の質が低いと世界中から馬鹿にされるわけである。
そんなわけでこの記事を読んで大笑いしてしまったのだが、とにかく「大声で笑うことは十二指腸潰瘍に効果的だから大いに良かった・・・。綾小路キミマロ以上の効果がある!
産経の記者は「血色肌をあらわにした・・・」と書いているが、さて、ペースメーカーの傷痕は? あれもウソだったのではないか?
何はともあれ、有力な証言者の一人である秘書が「闇に葬られる寸前」で“保護された”のは検察の好判断であった。この手の事件には、必ず犠牲者が出るもので「死人に口なし」で終わるから心配していた。ロッキード事件もそうだったが、山田洋行事件もそうだ、と一部で囁かれている。とにかく事件の鍵を握るキーマンが不審死をするのがこの手事件のシナリオになっていたが、今回はそのシナリオが狂ったから、第3幕の主役の独白が大いに楽しみである!
そんなこんなで、いつもは次元が低く下品なワイドショー顔負けの“新ワイドショー”が白日の元にさらされているから、TV各局の視聴率もうなぎのぼりだろう。
昨年「反自民」感情から単純な投票をした有権者達も、今やこんな筈はなかった!と裏切られた思いのようだが、この党の正体は野党時代からはっきりしていたではないか。
昨年末に二月政変?という情報があったが、これで一気に早くなったように見受けられる。ただ、これに変わる受け皿が無いのが最大の弱点である。
しかし、近々、平沼氏らが立ち上がるとウワサされているから大いに期待している。明日のプレスセンターにおける彼の講演会に出る予定だったが、こんな状況だから私はドタキャンしたのだが、面白そう!どんな内容になるか・・・
いずれにせよ急激に進展している世界情勢から取り残されて、田中角栄時代の旧態依然とした金権政治が継続している我が国の政情が情けない。しかし、退院後の私は、昔のように≪悲憤慷慨≫することはない。それは入院中に読んだシャーマンの言葉に学んだからである。
シャーマンの文化滅亡を危惧した民族植物学者、マーク・プロトキン博士が、インディオの若者達が西洋文化に影響されて、貴重なものを失っていく現状を憂えると、呪術師はこう答える。
『若者が学びたがらないのは本当だ。それはわしの悩むことではない。若者達の問題だ』
これを読んだ私は目から鱗、こう悟った。
『現代日本の若者達が、日本の伝統的な文化や安全保障(軍事)について学びたがらないのは本当だ。しかしそれは私の悩むところではない。若者たち自らの問題だ』
このシャーマンの教えを守ることが出来たら、3度目の十二指腸潰瘍は絶対に防ぐことが出来る!と今の私は信じている。
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