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ビンラディンの「顔」、議員写真を借用…FBIに大激怒

2010年1月19日11時50分

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写真:FBIが公表したビンラディン容疑者の「今の顔」=米国務省提供FBIが公表したビンラディン容疑者の「今の顔」=米国務省提供

写真:リャマサレス議員=APリャマサレス議員=AP

 【ワシントン=村山祐介】米連邦捜査局(FBI)が14日に公表した国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者の「今の顔」の想像写真の一部に、実在のスペインの国会議員の顔写真が使われていたことが分かった。議員はカンカンで、法的措置も辞さない構えだ。

 AP通信によると、使われたのは、共産党系の「統一左翼」前代表のリャマサレス議員が、2004年の総選挙用のポスターで使った写真。比べると、髪形やおでこなどはそっくり。輪郭など全体の印象も似ている。

 FBIのホフマン広報官は朝日新聞の取材に無断借用を認め、「担当者がぴったりの素材を資料から見つけられず、ネットで見つけた写真を部分的に使ってしまった。誰の写真か知らなかったし、悪意はなかった」と釈明した。

 一方のリャマサレス議員は「もう米国では安心して旅行もできない。恥知らずな話だ」と激怒。ビンラディン容疑者とは同年齢としつつも、「身体的にも思想的にも同じ部分は全くない」と語った。米政府に直接説明を求め、法的措置も考えるという。

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