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エコポイント対象のテレビ、48%に 基準強化で半減

2010年1月14日10時32分

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 省エネ家電を買うともらえるエコポイントの対象となるテレビが大幅に減ることになった。経済産業省が13日、省エネ基準を強化することを決め、条件を満たす商品は現在の90%以上から48.2%に減る見通しだ。新基準は4月以降に適用されるが、春の商戦と重なるため、具体的な実施時期は経産省が今後詰める。

 商品券などに交換できるエコポイントは、省エネ性能を五つ星で表示する「統一省エネラベル制度」のうち四つ星以上の商品が対象。現行の省エネ基準は2008年度から適用されているが、省エネ性能の向上に伴い現在では90%以上のテレビが四つ星以上になっている。このため、経産省はエネルギー消費効率が現在より37%厳しい新基準を策定し、ラベルの表示基準の見直しを進めていた。

 昨年11月時点で販売されていたテレビで試算すると、四つ星以上は48.2%に激減する。ただ、今後メーカーが高性能機種を増やせば、四つ星以上も増える可能性がある。

 新基準の適用時期について、経産省は当初4月1日としていたが、「春の商戦の真っ最中で現場が混乱してしまう」と批判が出ている。今後、適用時期を遅らせるなど対応を検討する。

 省エネ基準を満たした地上デジタル対応テレビ、エアコン、冷蔵庫を買うとエコポイントがもらえる制度は昨年5月にスタート。09年度2次補正予算案が通常国会で成立すれば、今年12月まで延長される。冷蔵庫とエアコンについては基準の変更はない。

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