民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる事件で新たな供述です。逮捕された公設第一秘書の大久保隆規容疑者が、「水谷建設幹部から接待を受けたことがあった」と供述していることが関係者の話で分かりました。
小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の収支報告書に、収入を4億円少なくウソの記載をしたなどとして、東京地検特捜部は先週末、当時、事務担当だった衆議院議員・石川知裕容疑者と、会計責任者だった大久保隆規容疑者ら3人を逮捕しました。
収支報告書に記載していない4億円は、2004年10月の都内の土地購入に充てられたとされますが、同じ時期に水谷建設幹部が「大久保容疑者に裏金5000万円を渡した」と特捜部に供述していることが分かっています。
大久保容疑者は水谷建設の幹部から裏金5000万円を受け取ったことは現在も否認し続けていますが、「幹部から接待を受けた」と供述していることが関係者の話で新たに分かりました。
特捜部は石川容疑者らがウソの記載をした経緯を調べていますが、実態解明には小沢幹事長への参考人聴取は不可欠として、改めて聴取を要請しました。(19日01:36)