5千万円授受の翌営業日、陸山会口座に同額入金
2010年1月18日(月)3時4分配信 読売新聞
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民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)の元幹部らが、同会の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)(民主党)に5000万円を渡したとしている日の次の銀行営業日に、石川容疑者が同額を陸山会の口座に入金していたことが、関係者の話で分かった。
東京地検特捜部は、授受の日と入金日が近接していることなどから、石川容疑者が水谷建設から受け取ったヤミ献金を、そのまま土地代金に充てた疑いが強いとみている。
関係者によると、同社元幹部らが供述している5000万円の提供日は2004年10月15日。石川容疑者が5000万円を入金したのは同18日だった。15日は金曜日、18日は月曜日で15日の次の銀行営業日になる。
陸山会の預金通帳には、5000万円の入金記録の横に、「住宅」の略で土地代金に充てたことを示すとみられる「住」の文字が書き込まれていた。特捜部は、土地代金に充てた4億円に、水谷建設からの5000万円が含まれている可能性が高いとみて、石川容疑者らを調べている。
同社は国土交通省発注の
一方、石川容疑者は水谷建設側から現金を受け取ったことを否定している。