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民主党:対検察「捜査情報漏えい対策チーム」設置

 民主党は18日の役員会で、小沢一郎幹事長の資金管理団体による土地購入を巡って元秘書の石川知裕衆院議員らが逮捕された事件を踏まえ、党内に「捜査情報の漏えい問題対策チーム」を設置すると決めた。検察側が捜査を有利に進めようと報道機関に対し情報操作をしているとみて調査するとともに、通常国会で野党側の追及に対抗する狙いがある。

 検察に「全面対決」姿勢を示す小沢氏への側面支援と言えるが、捜査へ及ぼす影響や、取材・報道の自由の観点から論議を呼ぶ可能性もある。党として事件の責任を負うことにもなりかねないため、党内に慎重論もくすぶる。弁護士資格を持つ議員ら3~4人で編成する。報道などをもとに検察側の情報操作の実態を調べるという。

 同党の石井一選対委員長は18日夜、BS11の番組で「(マスコミは小沢氏の元秘書を)『クロ』と断定しているが、その情報は検察のリーク以外どこからも出ない」と指摘。「検察官がリークしていいのか。守秘義務というものがあるはずだ。(検察とメディアは)せっかちすぎやしないか」と語った。【高山祐】

毎日新聞 2010年1月18日 20時47分(最終更新 1月19日 1時09分)

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