大いなる疑問

January 15 [Fri], 2010, 22:23
13日は、由利本荘のホテルに泊まったが、夜も遅かったため、ネットを見ていない。
14日は、朝6時過ぎに猛吹雪のなかを東京に向かい、そのままあいさつ回りをし、その後、雑誌の取材、終了後、湯沢市の行政担当者および議会の正副議長、常任委員長総勢15名の方々と、総務省、国交省の担当者との勉強会・意見交換会と続いた。
その後、法務委員会の政策会議、新聞社のインタビュー、電話応対等々、終了後、湯沢市の皆様と会食をしながらの意見交換会に臨み、新聞を見る時間もないまま、帰宅は10時近かった。
帰ったら、インターネット接続用のKDDIからのキットが届いていて、慣れないセットアップを自力でしたら、もう深夜12時。
そんなわけで、小沢幹事長の事務所等に強制捜査が入ったということだけは、13日の夜、電話で知ったものの、その後の動向は、まったく知らないままでいた。

今夜、自宅でパソコンを開き、元秘書の石川議員が逮捕されたと知った。
政治資金収支報告書に不記載の容疑だという。
わたしは、背筋が寒くなるような思いをした。
政治資金収支報告書に不記載の容疑で、現職の国会議員が、国会開会を目前にして、いわば泥棒をつかまえてから縄をなうような形で逮捕される、こういうことが横行するようでは、まるで、独裁国家、フランス革命前のバスティーユ監獄、暗黒時代のようではないか。
逮捕には、それに対応する、逮捕もやむなし、とする合理的客観的な理由が必要とされるのではないか。
わたしは、やみくもに、政治資金の問題に蓋をしようとするものではない。
ただ、しっかりとした法治国家に住んでいるつもりで安心をしていた一人の市民・国民として、今回のように、軽微な疑いに対しても、逮捕という、きわめて衝撃的な措置を受ける、ということが恐ろしくてならない。
到底、ひとごととは思えない。
証拠の積み上げではなく、憶測や推測を積み上げたような経過である。
こういうことで、人を逮捕することが許されるのだろうか?
大久保秘書の逮捕のときも私は疑問を表明した。
小沢さんであれ、自民党の政治家であれ、一般の市民であれ、わたしは、常に、人権と司法のバランスに敏感であり続けたい。
しかも、小沢さんをめぐっては、昨年の三月、時あたかも衆議院議員の任期満了6か月前に、強制捜査、秘書の逮捕があった。
その後、犯罪行為の立証に難航したまま、こんにちに至っている。
今回、二度目の強制捜査、二度目の秘書(元職ではあるが)逮捕、しかも、時あたかも参議院議員の任期満了6カ月前、なにもかも、デジャビュそのものである。
正直に言って、前回、あれほどあらゆる書類を持ち去って、多額の国費を投入して捜査しながら、なぜ、今回のようなことが事実であるなら、見落としたのか、私には理解出来ない。
何もかも納得できないことばかりである。
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