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「照明暗い」苦情後に雇い止め 慰謝料200万円で和解

2010年1月18日20時56分

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 職場環境への苦情を言った後、派遣契約の更新を拒否されたのは不当として、大阪府豊中市の元派遣会社員、吉岡誠一さん(42)が、派遣先の関西電力グループ会社「エネゲート」(大阪市)と人材派遣会社「テクノスイコー」(同)に慰謝料600万円などを求めた訴訟は、両社が慰謝料200万円を支払う内容で大阪地裁で和解した。13日付。

 原告弁護団は18日に記者会見し、「和解条項に『慰謝料』と明記された。派遣先の雇い止めの責任も認めた画期的な内容だ」と評価。一方、エネ社は「対応に不十分な点があった。契約更新しなかったことに対する慰謝料ではない」との談話を出した。

 吉岡さんは2005年にテクノ社からエネ社に派遣され、変電機器の検査業務に就いた。「職場の照明が暗くて作業がやりにくい」などとエネ社側に伝えた後の07年8月、派遣契約の更新を拒まれたという。08年5月に提訴した。

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