韓国製などの太陽光発電パネルの販売事業への参入が相次いでいる。虫駆除など家庭向けサービスのサニックス、太陽光発電装置販売の新興マタイ(長野県佐久市)などは国産品より割安な家庭向けパネルの輸入を開始した。2008年度まで太陽電池市場は国内メーカー製がほとんどだったが、政府や自治体の普及促進策により市場が拡大する中、安価な輸入品の増加で値下げが加速しそうだ。
サニックスは韓国・LS産電が製造した太陽光発電パネルを販売。国産品の標準的な家庭向け価格は出力1キロワットで60万円台後半(1戸に必要なパネルはおおむね3キロ〜4キロワット)だが、これより3〜4割安い。発電効率は国産品とほぼ同じ。まず西日本の自社店舗網を使い、2カ月足らずで500件、出力1600キロワット程度を売った。
(15:11)