競馬メニュー

ここから本文

競馬競馬のRSS

【日経新春杯】ベルーガV!牡馬ナデ斬った (2/2ページ)

2010.1.18 05:09
操作メニューをスキップして本文へ
【日経新春杯】ベルーガV!牡馬ナデ斬った
7度目の重賞挑戦でタイトルを手に入れたメイショウベルーガ(左から2頭目)。池添騎手は2週連続の重賞Vとなった=京都競馬場(撮影・安部光翁)【フォト】

 芦毛の馬体が大外から鮮やかに突き抜けた。5歳牝馬のメイショウベルーガが直線で牡馬のライバルたちをなで切り。重賞初Vをつかみとった。

 「強かったですね。道中もリズムよく走れたし、直線に向いたときは全部かわせるんじゃないかと思いました」。池添謙一騎手は10日のGIIIシンザン記念(ガルボ)に次ぎ、2週連続重賞V。有馬記念をドリームジャーニーで制してからノリに乗る笑顔が弾けた。

 最後方から直線でゴーサインを出すと、メンバー最速の上がり3ハロン34秒9の末脚で一気に前を飲み込んだ。ラスト200メートルで先頭に立ち、2着に3馬身差の圧勝劇だ。「抜け出すのが早すぎてフワフワしたけど、抜け出す脚は力強かった」と池添は納得の表情だ。

 父の池添兼雄調教師とのタッグでは、06年GIIIファルコンSのタガノバスティーユ以来となる重賞5勝目。「鮮やかに勝ってくれましたね。この馬はどこかで勝てると思っていた」と池添師は目を細める。次走は未定も、牡馬相手の横綱相撲で天皇賞・春(5月2日、京都、GI、芝3200メートル)も選択肢に入ってきた。さらなる飛躍の春は、もうすぐそこだ。(渡部陽之助)




企画特集

注目サイト