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小沢氏側強制捜査 4億円の徹底解明を(1月15日付)

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入問題をめぐり、東京地検特捜部は元秘書の石川知裕衆院議員を任意で再聴取するとともに、陸山会や小沢氏の個人事務所、ゼネコンなど関係先の一斉捜索を行った。検察には、土地購入に絡む違法行為がなかったか、徹底的に解明してもらいたい。


 強制捜査の報を聞いた小沢氏は、名古屋市で「お騒がせして申し訳ない。法に触れるようなことはしていない」と弁明した。しかしそれなら検察の事情聴取に応じるべきであり、土地購入資金の出所について納得のいく説明を行うべきだ。


 問題となっているのは2004年の取引だ。陸山会が秘書の寮用に3億4千万円の土地を購入したが、その年の政治資金収支報告書には記載されず、翌年の報告書に記載されていた。それだけなら記述ミスも考えられるが、資金が不自然で複雑な動きをしているのだ。


 石川氏は検察に「小沢氏から現金4億円を受け取り陸山会の土地購入に充てた。自分の単純ミスで収支報告書に記載しなかった」と述べている。しかし、この小沢氏からの4億円の現金がありながら、陸山会はわざわざ金融機関から4億円の融資を受けている。


 検察は小沢氏からという原資がどこから出てきたか疑問を持っており、悪質な偽装工作や違法行為があったのではないかとみている。不透明な資金の流れを解明するためには、小沢氏からの事情聴取が必要だが、要請から1週間たっても小沢氏は応じようとしなかった。来週は通常国会が召集されるので、やむを得ず強制捜査に踏み切った。


 強制捜査の前日、小沢氏は定例記者会見でさまざまな疑問を投げかけられたが「捜査が継続中であり、弁護士に一任している。いろいろ申し上げることは差し控えたい」と説明を拒絶した。このような姿勢ではだれも納得できないし、事態は余計に深刻化するのではないか。


 4億円はどういう金か、小沢氏自身が説明すべきだ。西松建設の違法献金疑惑を受けて昨年、小沢氏は党代表を辞任した。今回は4億円もの金が簿外で動いており、偽装工作の疑いもある。説明責任の重さを強く受け止めてもらいたい。


 検察の捜索先は、大手ゼネコン鹿島の本社、東北支店にも及んだ。これは検察が土地購入費の原資にゼネコンからの違法献金があった、とみているからだろう。


 石川氏も含め小沢氏側は否定しているが、水谷建設幹部が「岩手県でダム工事に参入するために小沢氏側に2回に分け計1億円を裏献金した」と供述している。うち5千万円は、土地購入の時期と重なるという。検察はこの供述を重視しているようだ。


 また小沢氏は03年に自由党を解散した時、残った政党助成金を使い切った形を取って「返還逃れ」をしたとの指摘もある。


 不透明さは増すばかりだが、民主党内から小沢氏に説明を求める声が出てこないのも情けない。小沢氏が党の人事権、政治資金を掌握していても、言うべきことは言ってほしい。有権者は政権交代にクリーンさも期待しているのだから。(園田 寛)

 

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