ニュース特報

2010年01月16日号

【検察と政治】
本誌編集長は「小沢氏の検察に対する捉え方は国民を誤誘導した、即刻辞任すべきだ」とコメント


●小沢氏の検察批判
 本誌編集長は、東京地検特捜部が15日夜、小沢氏の元秘書で会計事務担当だった衆院議員の石川知裕容疑者(36)らの逮捕に踏み切ったことについて次のようにコメントした。

「石川議員逮捕、大久保秘書の再逮捕へは小沢氏と大きな関わりがある。2人は自分の利得ではなく小沢氏を守ろうとして逮捕されたからだ。
 それなのに小沢氏は昨年3月以来、検察の公権力濫用、特捜部の恣意捜査と批判し、「法にふれることはしていない、やましいところはない」と強調してきた。これは国民を誤誘導する世論操作だと私は捉える。東京地検特捜部は法に触れるようなことをしていない人を逮捕するようなことはしない。権力者である小沢氏が、いわれなき捜査批判をした責任は大きい。秘書に嫌疑がかかり、こんな対応をした権力者は1人も見たことがない。石川議員逮捕、大久保秘書が再逮捕された以上、幹事長職を即刻辞任すべきである。石川議員逮捕、大久保秘書再逮捕は田中角栄氏逮捕、金丸信氏逮捕に匹敵する検察史上の快挙だ。法を軽んずる権力者のやりたい放題は許してはならない」

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