2006年12月29日

50人の声*notechin*

俺はFools副代表。
この1年なにをしたかって?
べつになにもしてない。
なにもしてない・・・と思う。
それがこの1年間の自分のがんばりに対する自己評価だった。

昔からそう。
なんでも理想は高い。
副代表として、こう在らねばというのは常にあった。
でも、実際の自分はそこまでできる男ではない。
できるかもしれないけど、全力でやる男ではない。
まして代表は切れ者。
仕事のできる仲間もたくさんいる。
なら俺はこれくらいでいいじゃん。
ギリギリまで手を抜く
そんな男。
そんな自分が嫌だったりするけど、
これはもう染み付いてしまった習性でどうしようもない。
だから過去をあまり大切にしない。
自分がやってきた結果が気に入らないから。

この1年の自己評価も、そんな性格の故だ。

でも、仲間の言葉に救われた。
「のてさんはあれくらいでよかったんすよ」
「のてさんがいたから、50人誰1人辞めなかったじゃないすか」

そーなのか?
副代表として、こんな俺でも存在意義はあったのか?

仲間の言葉は素直にうれしかった。
できもしない理想像とくらべて毛嫌いするより
自分なりにやってきた実績を素直に評価しよう。
自分でも受け入れなかったありのまま自分を認めてくれる仲間がFoolsにはいる。
こんな言葉をかけてくれる仲間と出会えたFoolsでの活動を全力でやれなかったって理由だけで今までみたく記憶の中で薄れさせたくない。

だから俺は、これからFoolsの話をどんどんしていこうと思う。

金を出しただけって人も
俺みたいに自分がしてきた活動に自信をもてないって人も
べつにFoolsとして学校を建てたことは
誇りに思っていいんじゃないかな。
胸張っていいんじゃないかな。
少しくらいなら自慢しちゃってもいいんじゃないかな。
だって俺たち、バイトがんばったもん。
汗水たらして働いたお金で、学校建てたもん。
その学校で、たくさんの子どもたちが目をキラキラさせて
毎日勉強してるんだもん。
これってすげぇことでしょ。

だから、話す。

触発されて動き出す後輩がでてくれたらうれしい。
自分のクラスの子に何かしら影響を与えられたらうれしい。

でも、話すことの一番の目的は、
実は自分が忘れたくないからかもしれない。

Foolsのこと
インドの子どもたちのこと
50人の最高な仲間のこと

Foolsで得たものすべてが俺の宝です。

ありがとう。


野手幹博



26e00a14.jpg教科:数学
出身:茨城
バイト:沖縄料理「かじまや〜」カテキョ、児童館

fools50 at 14:08│Comments(5)この記事をクリップ!

この記事へのコメント

1. Posted by りな   2006年12月29日 17:14
おかぁちゃん!!!!

まさに野手はFoolsの母だったんじゃないかな!なにもしない愛があったんじゃん!

私もFoolsのこと誇りです!いっぱいいっぱい、いろんな人に伝えていきたいと思う。

最後に…

副代表おつかれさまでした。
いっぱいいっぱいありがとぅ☆
2. Posted by がちゃ@出来の悪い長男坊。   2006年12月29日 18:43
おかあちゃんの人間味溢れるあったかいお言葉を聞き、息子は涙しそうですよ。。

Foolsの活動に誇りを持てってブログで強く言われて、なんだか嬉しいというか何というか不思議な感覚です。

僕も、イロイロな人に話していこうかなと思いました。Foolsメンバーとしての自信と人間としての謙虚さを忘れずに。ホント最後までありがとうございます。息子ってのは、いつまでたってもパパにあこがれ、ママが大好きなもんなのかもです。
3. Posted by がく   2006年12月29日 23:01
野手さんはいろんな意味でかっこいい、まさに尊敬される馬鹿がぴったりな人だと思ってます!自分の中でかなり尊敬する人です。
また色々話聞かせてください☆
ありがとうございました!
4. Posted by よっしー   2006年12月30日 16:52
のてさん!
見た目沖縄の人かぁ。だからスキューバのサークルに入ってるんだって自己完結してました。
だが!!
改めて神様から年鑑をみろとのお告げをいただきみたら、茨城の方だったんですね(笑)
そんなことはおいておいて、マイペースというか独特の雰囲気を持ってたのてさんが好きでした、でも俺男なんで・・・
とにかく1年間ありとっす!!
5. Posted by よーへー   2006年12月30日 17:42
のてちんと、がちゃと、三人で初めてFoolsの原型を作ったとき、迷ってるのてちんに俺は「のてちんはこの団体の母親になってくれればいい」と言ったことが、本当に一年間、実現されていたと思う。
俺とのてちんはカラーが違って、俺がやるべきこととのてちんがやることは当然違って、そういうことをはっきりと明言して活動したことは俺にとっても初めてだった。
気分のムラの多さ、女ったらしな所、素直な所、まじめな所、泣き虫な所、すぐ逃げる癖、誰からも好かれる人徳、子どもを愛し愛される力、酒癖の悪さ、人と同じ目線にたてる公平さ、そんな全てののてちんという人間の存在に感謝。

一年間一緒に走りきれてよかった。
ありがとう、そしてこれからだぜ☆

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