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松井秀、新年の誓い!「全試合フル出場」 (2/2ページ)

2010.1.1 05:00
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松井秀、新年の誓い!「全試合フル出場」
新年の抱負に「全試合出場」を掲げた年男・松井秀。フル出場で新天地に貢献したい、という思いが伝わってくる(ニューヨーク・マンハッタンの「新橋」レストラン=撮影・山村ユージン)【フォト】

 年末の帰国をギリギリまで延ばし、7年間暮らしたニューヨークでの時間を満喫した。温暖なアナハイムに移れば、氷点下の寒さも松井秀には懐かしい思い出になる。

 「もう、この寒さともお別れだね。街自体には戻ってこられるけど、寂しいといえば寂しい…」

 感傷に浸りながらも、気持ちは切り替わっている。色紙を手にすると、ためらうことなく今季の目標をしたためた。「全試合フル出場!」。ヤ軍移籍後3年間は全試合に出場したが、フルイニング出場は1度もない。

 「これを目標に準備します。とにかく少しでも多く出て、チームが勝つようにプレーしたい。外野の守備にも戻りたいし、世界一を目指すのはヤンキースのときと変わりません」

 2年ぶりの外野復帰とワールドシリーズ連覇。次々に高い目標を掲げるところからも、今季への意気込みが伝わってくる。最大の理由は、エ軍のマイク・ソーシア監督(51)。代理人のアーン・テレム氏宅で食事をしながら、「4番で全試合に起用したい」と口説かれたという。

 「現場の一番上の人が、それだけいってくれたのは(移籍を決断した)大きなポイントでした。期待されたらだれでも、どんな仕事でも期待に応えたい、と思うじゃないですか。ソーシア監督には人柄のよさも感じました」

 エ軍にはヤ軍で同僚だったボビー・アブレイユ外野手(35)も在籍。独身時代にデレク・ジーター内野手(35)と3人で“結婚一番乗り”を賭けた仲だ。

 「ボビーがいるのは楽ですね。2年半ぐらい一緒にプレーしましたから、いろいろ話を聞けるのは助かります。(キャンプ地の)アリゾナにも例年より若干早く入るつもりです。何も分かりませんからね」

 昨季は04年の31本塁打に次ぐ28発。新天地では本塁打王や打点王のタイトルの期待もかかる。

 「後半戦とプレーオフで、ある程度は自分の打撃を確立できました。でも“つかんだ”というほど大げさなものではないし、今季も続くかは分からない。数字は意識せずにやりたい。個人タイトルは名誉なことだし、だれでも欲しいと思うが、それよりもチームのためにプレーする、という気持ちは変わりません」

 DH兼左翼の4番打者として、全試合に出て個人タイトルを奪取、そして世界一連覇。これが“赤ゴジラ”の初夢だ。




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